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ロッテ百貨店、10億ウォンの高価景品登場


百貨店に10億ウォンの高価景品が登場した。2009年に百貨店業界で宇宙旅行とアパートを景品として掲げ、話題を集めてから5年ぶりだ。なかなか解消されない消費不振を克服するための苦肉の策と解釈される。

23日、流通業界によると、ロッテ百貨店は来る27日からひと月の間進行する夏の定期セールの間、顧客1名に最大10億ウォンを与える景品イベントを進行する。抽選を通じて選ばれた1等当選者1名にはセール期間、ショッピング金額の1000倍を百貨店の商品券で与える。

1人当たり最大1億ウォンずつを同じ方式で支給する2等(2名)と、1000万ウォンずつを与える3等(5名)、100万ウォンの限度でショッピング金額の全額を与える4等(100名)商品まで含めると、この百貨店の景品イベント規模は合計13億5000万ウォンに達する。億台高価景品が復活したのは、続く消費沈滞の影響が大きい。去る4月、国内百貨店の売上は昨年の同じ月より1.4%減った。5月には2.0%成長に反転したが、依然として低調な実績だ。

百貨店が繰り広げる高価景品イベント効果はすでに数回確認された。

2009年、ロッテ百貨店が創立30周年を迎えて開いたアパートと宇宙旅行景品イベントが代表的だ。

当時、1等景品として登場した京畿広州市所在のロッテキャッスルアパート(158.4㎡規模)分譲価格は約5億8000万ウォン。実に280万人の応募者が集中したが、これは国内百貨店の景品イベント史上、最も多い数字だ。

宇宙旅行の景品も同様だ。業界で初めて1等当選者1名に民間宇宙旅行船に乗って3時間の間、地球上空112kmの高さで無重力体験ができる3億5000万ウォン相当の景品のため、顧客100万人が百貨店に立ち寄った。

このような百貨店の景品イベントは参与対象をほとんど「売場訪問顧客」においていたため、まず応募するには無条件に売場を訪れなければならない。売上が不振ななか、同じ製品でもさらに安く売るオンラインモールに客を取られている百貨店の立場では、最高の集客手段であるわけだ。

まず、消費者を売場に引き込めば売上もつられて上がる。実際にロッテ百貨店が2009年の大型景品イベントを進行する間、全店の売上はイベント直前の同じ期間に比べ14.6%増加した。

このため、他の百貨店も当時、高価景品を相次いで打ち出して百貨店間の景品戦争が繰り広げられた。現代百貨店はCMA1億ウォン通帳を、新世界百貨店は100万人に合計100億ウォン相当の商品券を与えるイベントを繰り広げながら対抗した。流通業界の関係者は、「5年前の高価効果景品イベントは、2008年のグローバル経済危機により触発された内需賃貸を克服しようとする試みだった」とし、「不況には視線を掴んで引きつけるための景品イベントがさらに活発になる」と説明した。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-23 17:40:00




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