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現代自動車、米国ドラマの間接広告で広報効果を極大化

米国ドラマに登場する現代自動車 

  • 現代自動車、米国ドラマの間接広告で広報効果を極大化
△写真=米ドラマ『クレイジー・エックス・ガールフレンド』シーズン1第5話に登場した現代「ソナタ」。現代自動車は人気ドラマに車を出演させて、広報効果を極大化している。 [写真提供=ドラマキャプチャ]

「ミドゥ(米国ドラマ)」はしばしば映画をとびこえるという評価を受ける。派手なスター出演陣と一回当たり数百億ウォンにせまる製作費、現実と仮想の境界を崩す特殊効果のためだ。現代自動車はミドゥの主人公に数多くの車両を登場させて、アメリカ人により親しみやすいイメージで接近している。ゾンビドラマ『ウォーキング・デッド(The Walking Dead)』では、現代自動車の準中型スポーツ用多目的車(SUV)「ツーソン(Tucson )」が登場する。登場人物たちはゾンビに取りかこまれた場面で、米国の代表的SUVを捨ててツーソンで逃げる。

イノーション(INNOCEAN)の関係者は、「エピソードと製品の良さがうまく一致する間接広告(PPL)を通じて、単純なブランドの露出よりも大きな効果を得ることができる」と説明した。

『デアデビル(Daredevil)』の「マット・マードック」は視力を失ったスーパーヒーローだ。彼の現代自動車に対する選好は格別だ。シーズン2の10話では「ソナタハイブリッド」を、12話では「ジェネシスG80(Genesis G80)」に乗る。特にジェネシスG80は車両のフロント部が鮮明に映り、視聴者に強い印象を残した。ジェネシスG80は今年1月、米国の高級中大型車市場で1389台が売れて、シェア11.1%を記録する快挙を成し遂げた。

犯罪スリラー『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー(Ray Donovan)』では「ベロスター・ターボ(Veloster Turbo)」が登場する。ベロスターは現代自動車が個性を重視する若い消費者のために企画したPYL(Premium Younique Lifestyle)ブランドの代表モデルだ。ベロスターは国内ではそれほど人気はないが、米国市場ではユニークなデザインを土台に、忠実な顧客を確保している。昨年までの4年連続で、米国の自動車調査会社ヴィンセントリックから「最高の価値賞」を受けた。

このほか『クレイジー・エックス・ガールフレンド』にソナタが、『ルークケージ』にツーソンが、『アフェア』に「サンタフェ(Santa Fe)」が登場して注目された。現代自動車の関係者は、「ミドゥの製作者はPPLが劇中に自然に溶け込むことを好む」とし、「今後も興味深いミドゥに車両を登場させて、広報効果を極大化する予定だ」と明らかにした。
  • 毎日経済_パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-21 19:26:51




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