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数字経済 > 企業 > 李在鎔サムスン電子副会長、伊エクソール社の取締役から退く
李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は、伊エクソール(EXOR)グループの取締役から5年めで退いた。サムスングループ初のリーダー拘束事態による後遺症が現実化して、年間売上げ300兆ウォンに達するサムスンの、グローバルビジネスネットワークのつまづきに対する懸念が高まっている。
財界によると12日、エクソールグループは5日にアムステルダムで定例理事会を開き、新たに設定した取締役からイ・ジェヨン副会長をのぞいたことが分かった。エクソールグループは世界的な自動車会社のフィアット・クライスラー(FCA)を保有している持株会社だ。
エクソールグループは今回の理事会で、2016年度会計決算の承認とともに理事4人を交代する案件を可決した。イ・ジェヨン副会長は、2012年から毎回欠かさず参与した理事会から5年めで除外された。
エクソールの理事会は、アントニオ・オルタ・オソリオ英ロイド銀行最高経営責任者(CEO)や米国の不動産投資会社であるティッシュマン・スパイヤー(Tishman Speyer)のロバート・スパイヤーCEOなど、総14人の社外取締役が参与している。エクソールは5月30日に株主総会を開き、主要な案件を最終処理する予定だ。
エクソールのジョン・エルカーン会長は自社ホームページを通じて、「(今回抜ける)イ・ジェヨン理事など4人の取締陣の賢明な助言が今日のような、より強く機敏でより国際的なエクソールを作るところに決定的な役割を果たした」とし、「個人的に感謝の意を伝える」とした。ただしこれらの理事の辞退理由については具体的に言及しなかった。