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きれいな国スウェーデンで韓国産空気清浄機が1位になった理由は


きれいな国スウェーデンで韓国産空気清浄機が1位になった理由は

北欧諸国は、空気や自然環境がきれいなことで有名だ。ただし、スウェーデンは花粉の問題で全国民の20%がアレルギー疾患を経験し、空気清浄機の需要が増加している。特に韓国企業のコーウェイがスウェーデンの空気清浄機市場1位になり注目されている。

コーウェイがスウェーデンに進出したのは2011年で、徐々にコーウェイブランドが知られるようになり、昨年4月に現地の消費者機関である「Testfakta」での販売台数トップ10のブランドの中、空気清浄機で性能1位になり顧客の需要が大きく増加した。実際、現地1位のオンラインモールである「Prisjakt」では昨年10月から先月までの6カ月、連続販売量1位を記録している。

コーウェイの関係者は、「花粉が多く、スウェーデン現地に特化した専用フィルターを開発・適用し、空気の浄化能力・コストパフォーマンス・エネルギー効率などで高い評価を受けた」とし「今年上半期、スウェーデンへの輸出のみで前年比25%以上増加するなど、スウェーデンのヒット商品となっている」と伝えた。コーウェイの空気清浄機が世界30カ国に輸出され、浄水器に続いて新成長動力として浮上している。

去る13日コーウェイによると、昨年の空気清浄機の海外販売量が2015年比で50%増加したことが分かった。輸出国は、中国・アメリカ・ドイツ・スウェーデン・ロシア・インドなど30カ国の主要市場で均等に販売実績が上昇している。

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世界最大の空気清浄機市場を持つ中国での善戦が目立つ。2009年に初めて進出して以来、販売量が持続的に増加し昨年には2009年比で17倍の売上げを記録した。コーウェイは、中国市場にてグローバルブランドの委託生産(ODM)で輸出をしており、最近になって需要が大幅に上昇して昨年には2015年比で3倍以上の販売量が増えた。

東南アジアや台湾・マレーシア・シンガポール・インドの市場でも善戦が続いている。台湾では昨年から微小粒子状物質と大気汚染が社会の主要問題で市場が大きくなっており、コーウェイは昨年に2015年比で150%の売上の増加を成し遂げた。今年の第1四半期には、前年の同期比で2.6倍以上の販売量が増え主要な輸出国として浮上している。

大気汚染問題が深刻なインドでは、ニューデリーなど都心の上流層を中心に需要が増加している。コーウェイの関係者は、「インドなど東南アジア市場は価格抵抗力が高いが大気汚染への関心が高まり、上流層の空気清浄機の使用が増えている」と伝えた。

米国ではアマゾン、ウォルマート、ホーム・デポなどの有名な流通チャネルを通じて、輸出量が増えている。特に今年1月に米国ラスベガスで開催された「2017 CES」で公開された空気清浄機「Airmega」が市場の注目を集めている。アマゾンの音声認識サービスである「Alexa」が連動されている「Airmega」は展示会で好評を受け、米国最大の電子製品の販売代理店である「ベスト・バイ」でも販売を控えている。

コーウェイの関係者は、「技術力と品質力をもとに、独自のブランド「コーウェイ」を掲げ、世界各国の状況に合わせてカスタマイズされたグローバル拡大戦略を推進していく」と伝えた。
  • 毎日経済 ジン・テヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-04-14 09:42:00




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