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「空き瓶がお金に」…マートで空き瓶の回収率が増加


  • 「空き瓶がお金に」…マートで空き瓶の回収率が増加
空き瓶のデポジット金額の引き上げ後、大型マートを通じて回収される空き瓶数が増えている。

17日に流通業界によると、消費者が直接Eマートに焼酎やビールの瓶を返還する割合は、5月現在で昨年比の平均30%ほど増加した。

20年以上のあいだ上がらなかった空き瓶のデポジット金額は、1月1日から生産・出荷された焼酎瓶は1本当たり100ウォン、ビール瓶は130ウォンに上がった。かつて焼酎瓶は1本当たり40ウォン、ビール瓶は50ウォンだった。

Eマート側は「店舗ごとに空き瓶の回収率が多少異なる場合があるが、デポジット金額が上がったあとは空き瓶の回収率が増加する傾向だ」と説明した。

同じ期間、ロッテマートでの空き瓶の回収率は店舗当たり平均20%上昇した。ホームプラスも今年1月以降、空き瓶の回収率が着実に増えていると説明した。

ホームプラス側は「デポジット金額が大幅に引き上げられ、焼酎やビールの瓶をただ捨てるのはもったいないと思う消費者が増えているようだ」と伝えた。

特に多くの数の空き瓶を返還しようとする消費者の場合、車両利用と駐車場などが便利な大型マートを主に訪れているという分析だ。また、一部のコンビニや小売店で保存スペース不足を理由に空き瓶の回収をはばかった結果、大型マートに消費者たちが集まっている。

しかし、増加する空き瓶の回収率により解決すべき課題も少なくない。まず、空き瓶の無人回収機の頻繁な故障問題だ。

空き瓶無人回収機は、ガラス瓶の外観・重量・バーコードなどを通じてデポジット対象製品かどうかを確認したあと、現金で払い戻しを受けることができる領収書を出力する機械だ。

環境部と韓国循環資源流通支援センターが空き瓶のデポジット制度活性化のために大型マートといくつかのスーパーなどに設置したが、瓶に異物やフタがあったりバーコードが一部毀損されている場合は瓶を認識できず、ともすると誤動作を起こして不便さを加重させている。

ある大型マートの関係者は「月に何回か管理会社から来て点検をしているが、故障が頻繁に起こるため引き返す客が多い」とし「結局は従業員が直接瓶を分類している」と伝えた。

大型マート顧客満足センターなどで空き瓶の回収が行われて、人手不足の問題も解決しなければならない部分だ。

顧客満足センターでは普段、交換や返金をするために集まってくる顧客で忙しいことが多い。ここに空き瓶の返還を待つ顧客までも対応する必要があり、一人あたり100本ほどの瓶を持ってくる顧客もいるため人手不足に悩まされている。

環境省は該当の大型マートの店舗で購入した場合を除き、返還は1日に1人あたり30本までという制限を決めた。これにより、30本を超える量に対してはマートの従業員が確認作業を行っているというのが実情だ。

また、引き上げられた空き瓶デポジット金額は今年1月1日から生産・出荷された焼酎とビールの瓶にのみ適用される。それ以前に生産・出荷された焼酎瓶は1本当たり40ウォン、ビール瓶は50ウォンとデポジット金額が違う。したがってこれも従業員がいちいち旧瓶と新瓶を区分しなければならない状況だ。

大型マートの従業員は「交換・返金を待っている顧客が多いうえ、一度に100本もの空き瓶を持ってくる顧客まで殺到するとトイレまで行けない状況も多い」と困難を吐露した。
  • デジタルニュース局 パン・ヨンドク記者 / 写真=Eマート
  • 入力 2017-05-17 11:31:21




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