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韓国の小型家電市場に中国ブランドが浸透…白物・スマホ・テレビはまだ


  • 韓国の小型家電市場に中国ブランドが浸透…白物・スマホ・テレビはまだ
中国の家電メーカーがニッチ製品でわが国の家電市場を攻略している。 テレビや携帯電話などわが国の企業ブランドが強い分野よりも、小型家電を中心にすばやく浸透している。

26日、家電業界によると中国の家電ロボットブランド「ECOVACS(エコバックス)」が国内に進出し、公式ホームページを開設した。エコバックス社は1998年に中国の蘇州で設立され、約20年のあいだ家電用ロボットを開発してきた企業で、中国の家電ロボット市場ではシェア65%を占める専門ブランドだ。

中国で人気を集めた後に国内から海外直接購入などで販売され、ブランド名が広まった。最近、国内で製品3種を発表したことに続き、窓ガラスに積もった細かい汚れなどをきれいにする窓掃除ロボットまで出荷し、ブランド拡散に積極的に乗り出した。

中国のマッサージ機メーカー「breo(ブレオ)」社は昨年、売上げ188億ウォンを上げて前年比で57%成長した。主力製品は目の温熱マッサージ器で、首・肩・顔・頭皮など多様な身体部位別のマッサージ器10種だ。この企業は2014年9月に韓国に進出して以来、仁川空港免税店を含めて全国百貨店などの高級店で販売され、中国製品というイメージを脱皮した。ブレオの関係者は「製品のデザインをヨーロッパで行い、高級店で販売することによって中国製品というイメージを脱し、顧客にヒーリング体験を提供してその場で購入できるようにしことで販売が増えた」と語る。

中国のシャオミ(小米科技/Xiaomi)は一時、価格性能比の良い携帯電話用補助バッテリーで人気を集めたが、最近では空気清浄機を前面に出している。手首につけて歩く軽いスポーツバンド「Mi Band(ミバンド)」などが満足できる性能を見せて、イメージ刷新に成功した後は家電にもその領域を拡大した。

オンラインショッピングポータルの「タナワ(danawa)」によると、シャオミの空気清浄機はシェア11%で、サムスン電子・LG電子・テユウィニアに次いで4位を占めている。

一方、中国製の白物家電やスマートフォン、テレビはまだ韓国ブランドの壁を超えられずにいる。昨年、韓国市場で発売されたファーウェイ(華為技術有限公司/Huawei)の高級スマートフォン「P9」は一日に100台ほどの低い販売量を記録した。電子製品業界の関係者は、「最近の2~3年のあいだ、中国産の製品は低コストテレビや洗濯機市場で良い反応を得ている」とし、「洗濯機や冷蔵庫などではまだ、国製品の市場占有率が高くないが、彼らの技術力は着実に向上しており、いまや油断できない」と語った。
  • 毎日経済 イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-05-26 17:07:35




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