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伴侶動物に続き浮上する「伴侶植物」…ホームガーデニング市場が急成長


  • 伴侶動物に続き浮上する「伴侶植物」…ホームガーデニング市場が急成長
会社員キム・ミヒョンさん(36)は最近、多肉植物を育て始めた。多肉植物は微細粉塵の除去に良いだけでなく、家の中のあちこちで暖かいオーラを感じることができるためだ。キムさんは「1人で住んでいるせいで仕事後に家に行くと寂しいと感じていたのだが、多肉植物を育てるようになってからは家の中で活気が感じられる」といい、「多肉植物は初心者でも簡単に育てることができるため、鉢を3~4つ買い足すつもりだ」とも付け加えた。

最近家の中の小さな植木鉢で様々な植物を育てる「ホームガーデニング」が人気を集めている。特に1人世帯を中心に、ペットに続いて「伴侶植物」として情緒的な癒しを求める彼らが増えながら関連製品の売上高も急増している。

5日ロッテマートによると、5月に全店舗で売れた鉢の売上高は前年同期比で128.1%増加した。草花も52%増え、各種園芸材料の売上高も33.3%増加した。

特に草花のうち、多肉植物とサボテンの売上伸び率が127.9%を記録して目を引いた。

ロッテマート側は「最近園芸が1つの『ヒーリング』の手段として確立したようだ」と「1人世帯を中心に家でも、またオフィスでも園芸を趣味にするホームガーデニング族が大きく増えて関連製品の売上高が一緒に増えている」伝えた。

新世界モールの場合、5月のホームガーデニングの代表製品とすることができるスタッキーの売上高が前年比591%も増えた。続いて金銭樹(270%)、ベンガルゴムの木(130%)などが高い伸び率を示した。ホームインテリアへの関心と微細粉塵のような環境的な問題が重なり、市場規模が急激に大きくなっているという分析だ。

新世界側は「小さな植木鉢を通じて家の中全体にリズム感と安心感を与える『プランテリア』ブームの影響を多く受けている」とし「ここにいくつかの品種は空気浄化機能を兼ね備えており、急速に売り上げが伸びている」と伝えた。「プランテリア(Planterior)」とは「植物(Plan)」と「インテリア(Interior)」の合成語で、ミニ植木鉢などの植物が家の中にポイントを与えるインテリア要素として重要になったことを意味する。

特に1人世帯を中心にホームガーデニング製品が人気を集める理由としては、家の中で簡単に育てることができるという長所と「伴侶植物」としてペットに劣らず情緒的な癒しを与えるためだと思われる。

新世界側は「家の中のインテリアのために育て始めた草花が、日常生活に疲れた現代人や1人世帯に『伴侶』のような存在としてまで認識されている様子だ」と伝えた。

実際に「伴侶植物」が人気を呼ぶと植物の種類や養育法などを尋ねるオンライン相談件数も大幅に増加した。京畿道農業技術院で運営しているサイバー植物病院によると、昨年は404件だった植物関連のオンライン相談件数が今年5月だけで1100件余りまでに急増した。

キムさんは、「『伴侶動物』の場合は育てるのに考慮することが多く、いざ1人で犬を家に置くという考えに心配になるのに対し、『伴侶植物』はそのような悩みや心配から比較的自由だ」とし「家の中で感じる緑の爽やかさが情緒的に助けになっている」と明かした。
  • 毎日経済 パン・ヨンドク記者 / 写真=新世界 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-06-06 06:19:03




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