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AIが趣向に合わせてファッションを推薦する時代


毎日のようにあふれ出てくるファッションアイテムや情報は、「ハムレット症候群」を誘発する。簡単に判断ができず、時間だけを無駄にしてしまう決定障害に陥ってしまうのだ。このような人々のためのカスタマイズされた「趣向狙撃」サービスが続々と登場している。

スタートアップ企業の「42 Media」は、ビッグデータ基盤の1対1カスタマイズファッションショッピングアプリ「Suggesty」を先月末に米国市場でリリースした。

アプリの利用者が入力した趣向・体型・肌色などの各種情報をもとに、最適なアイテムを推薦してくれる。1対1カスタマイズ推薦のために、専門スタイリストたちのファッション知識にビッグデータ技術と個人別最適化アルゴリズムを適用した。

42 Mediaのカン・サンウ代表は「インターネットショッピングモールで『青いシャツ』を検索すると、何百ものシャツが出てきて困ったという経験をしたことが誰しもあるはずだ」とし「このような単純な商品検索中心のショッピングモールはすでに限界に達し、消費者たちのニーズに焦点を当てた方法に変わる時代が来た」とリリース背景を明らかにした。

ゼータメディアも個人別カスタマイズスタイルを提案するモバイルファッションアプリ「Your Out fit」を5日に紹介した。現在は利用者が衣装着用写真やファッションアイテムを上げれば、専門スタイリストたちがリアルタイムで各自に合ったコーディネートを提案してくれるという形だ。

会社側は、人工知能(AI)ベースのファッション画像・動画の分析技術を最新の流行ファッションや利用者の性向把握などカスタマイズ推薦のための情報分析として投入する予定だ。

既成のファッション専門企業は商品の多様性を武器にして「カスタマイズ推薦」サービスを続けている。世定グループの「ユアースタイリスト」は現在、国内のファッションキュレーションサービスの代表格として挙げられる。20~30代の男性をターゲットにしたサービスで、昨年から本格的に利用者が増え始め、数日前に公式フェイスブックのフォロワーが7万人を超えた。

これまで国内のファッション業界では、カスタマイズ推薦サービスが正常に活性化されるのが難しかった。

しかし推薦が適切に行われれば購買率が大幅に上昇し、顧客が忠誠派に変身する確率も高い。実際に4次産業革命の関連技術が発達した海外では、カスタマイズキュレーションサービスは最も有望な未来コンテンツのうちの1つとして数えられている。この分野で最も権威のある米国の「スティッチ・フィックス」は昨年に約7億3000万ドルに達する売上を出した。
  • 毎日経済 ムン・ホヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-06-12 18:53:51




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