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サムスンSDIの撤退でPDPの生産独占のLG、苦悩する理由は

価格競争力低下で需要減り、事業中断することに 

サムスンSDIのPDP(プラズマディスプレイパネル)事業の中断宣言で、世界で唯一のPDP生産企業として残ることになるLG電子が悩みに陷った。全世界の独占生産者としての有利な点もある反面で、PDPと競争してきたLCDの価格引き下げが新しい変数として浮上したため、来年以降には事業中断の可否までを深刻に悩まなければならない状況に直面した。

7日、業界によるとLG電子PDP事業は、部品の場合は複数の中小PDPの部品メーカーから供給を受けることができるようになり、納品単価を下げられる余力ができた。世界で唯一の供給者という側面から、価格交渉でも有利な位置を占めるようになった。

現在、PDPパネルは一部の発展途上国で販売される低価格テレビの画面に供給され、デパートなどショッピングセンターの商業用電光掲示板の用途に使われている。LG電子のPDPパネルの生産設備はほとんど減価償却が終わった状態なので、人件費のほかに追加の固定費はかからず、現時点では収益が出ている。

問題は、LCDの価格が急速に落ちて、PDPが持っていた価格競争力を喪失しているという点だ。

PDPの需要も急速に減っている。

家庭用テレビの場合、PDPテレビがフラットパネルテレビ全体の市場に占める割合は、2011年の9.8%から昨年は5.8%に下がり、来年にはシェアは0%台に下がるだろうと、市場調査機関のディスプレーサーチが展望した。需要が減少する状況で、LG電子もむやみにPDP事業を引っ張って行くのは難しいだろうとにらんでいる。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-07 17:45:39




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