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韓国 建設現場に20代の勤労者割合、3年連続で増加

建設勤労者共済会「日雇い勤労者を分析」結果 

働き口を得られない20代の青年たちが建設現場を訪れている。

建設勤労者共済会は、共済会電算網に登録された426万人の日雇い勤労者を分析した結果、20代の勤労者の割合が2011年7.6%から2012年8.9%、2013年10.2%へと漸進的な増加傾向を見せていると明らかにした。

共済会の分析資料によると、退職共済事業が始まった1998年から2013年末まで共済に加入した建設現場で1日以上働いたことがある勤労者は合計426万人で、この中で25万人は退職し、401万人が退職共済に加入中だ。

また、昨年建設現場で1度でも働いた経験がある勤労者は約145万人で、この中で建設業を生業とすると推定される勤労日数3ヶ月以上の勤労者は82万8000人(57.2%)であり、残りの62万1000人(42.8%)はしばらくの間、建設現場で働いたことが分かった。

特に、しばらく日雇いで働いた建設勤労者の中で20代が占めた割合は14.7%で、30代(14.6%)、60代(13%)よりも高かった。これは20代の青年たちは、就職難により働き口を得る前に生活費を稼ぐために建設現場を訪れるためとみられる。60代以上の勤労者は、2009年以後、年を重ねるにつれ比重が減っているが、これは年をとった人々が建設現場で若い人々に追い出されていることを反映している。

建設現場で仕事をする勤労者の中で、外国人勤労者は26万7000人で加入者の6,7%だ。外国人勤労者の割合は2011年6%、2012年6.2%と徐々に高まっており、共済組合新規加入者の中で外国人の比重は2009年9.1%から2013年12%に急な上昇の勢いを見せており、若い外国人が年をとった韓国人勤労者を代替する現象が深刻化するものとみられる。

2013年末現在、建設勤労者の職種別割合を見ると、特別な機能や専門知識がない下働き(通常人夫)が32.7%で最も多く、型大工6.1%、鉄筋工4.4%、配管工3.6%、木工3.3%の順だった。

☞建設勤労者退職共済
3億ウォン以上の民間工事は、毎月日雇い勤労者の退職共済金を納付する。共済会はこれを積み立てして勤労者が建設現場から完全に離れる時に利子を付けて支給する。適用対象は、勤労契約期間が1年未満の臨時・日雇い勤労者だ。
  • O2CNI_Lim, Chul
  • 入力 2014-07-14 09:00:00




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