コンビニ弁当 vs 家庭代替食…食の戦争の勝者は?


  • < 左から、GS25キム・ヘジャ弁当、CJ第一製糖ソルロンタン、CUペク・ジョンウォン弁当、東遠F&B豆腐キムチチゲ >



「現代人の食卓」をめぐる家庭代替食(ホーム・ミール・リプレイスメント/HMR)とコンビニ弁当のあいだでの競争が激しい。

昨年、これら2つの市場は1人世帯の増加と「ホンバプブーム」に支えられてともに成長した。完成直前の料理であるHMRは、簡便なレシピと保管の容易性でわれわれの食卓に食い込んだ。コンビニ弁当は手頃な価格でいつでもどこでも、それらしい「ハンキ(一食)」を便利に楽しめるという長所を前に押し出して、会社員・大学生から大いに喜ばれた。

しかし、同伴成長の中に隠された2つの市場の競争構図が徐々に輪郭を現わしている。今年に入ってコンビニ弁当の成長は明らかに折れたことに対し、HMR分野は中堅・大企業の相次ぐ進出する中で、昨年の2兆3000億ウォンから今年は3兆ウォン台まで成長すると予想される。

6日、関連業界によると今年に入って、コンビニ3社の弁当の売上げ成長率が急減したことが分かった。 CUの場合、2015年は66%で2016年には169%を記録した弁当の売上げ増加率は、今年は8%に急減した。他のコンビニでも状況は似ている。昨年はコンビニ弁当の売り上げが2倍以上に増えたGS25とセブンイレブンも、今年に入って20~30%水準に成長率は鈍化した。

3桁の成長率を維持した昨年とは180度変わった状況だ。 GS25、CU、セブンイレブンなどのコンビニ3社の弁当の、昨年の平均売上げ増加率は168.8%に達した。 2015年の増加率である69.3%の2倍を超えるレベルだ。

流通業界では、2013年は700億ウォン台にとどまっていたコンビニ弁当の市場規模が、昨年は5000億ウォン台に増えたと推定している。

コンビニ業界では、国内のコンビニ弁当市場はすでに飽和状態に入り始めたのではないかという懸念が出されている。コンビニ弁当の中核顧客層である学生や若い会社員のほかに、もはや新しい顧客を生み出すことができないのではないかという分析だ。

CUによると、コンビニ弁当の消費者のうちで10・20代の割合は40%に達し、会社員の多いオフィス街近くの店舗の弁当の売上げは他の店よりも相対的に高かった。

一方、コンビニ弁当と競合するHMR分野は、食品メーカーが大規模に投資する中でさまざまな製品があふれている。特にコンビニ弁当で不足している△配達サービス、△材料の新鮮さ、△汁ものなど種類の多様性などを大幅に強化した点が目立つ。

最近にサービスを開始した韓国ヤクルトのHMRブランド「イーツオン(EATS ON)」が代表的だ。うら路地までぎっしりと広がっている流通チャネル「ヤクルトおばさん」を通じて、1人分だけを注文しても無料で配達してくれるシステムを採用し話題を集めている。これまでの冷凍・レトルト食品ではなく、すべての製品をその日に調理した冷蔵食品の形で販売するという点も特徴だ。

東遠(トンウォン)グループのトンウォンホームフードは去る4月、1日に2万5000個の単品を生産できる大規模な食品工場を稼動し、HMR専門ブランド「ザ・パンチャン(おかず)」事業を本格化した。 「チプパブ(家庭食)」コンセプトにふさわしく、専門調理師らが自ら調理した料理をオンライン販売を通じて家まで届けてくれる。おかずの種類も300種に達し、好みで選んで食べることができる。

そのほか「3分カレー」などで国内HMR市場の扉を開いたオトゥギ、「ビビコ」「グルメ」などを前面に出したCJ第一製糖などの既存の各企業も、冷凍ピザや汁もの・スープ・鍋物などの製品多様化に努めている。大型マートなどの流通業者も、独自ブランドでHMR事業を拡大している。 イーマートは2013年にHMRブランド「ピーコック」を出荷し、昨年は売上げ1900年億ウォンを上げて、新世界グループの系列会社全般に流通チャネルを拡大している。

コンビニ弁当が主にオフィス・学校周辺でランチの代替として大きくなったとしたら、HMRは文字通り三度三度の家庭食を代替する方向に成長してきた。 HMRの成長可能性が大きい理由だ。

HMRは冷凍・冷蔵等の形態が多様で、料理の種類も豊富だ。コンビニ弁当の分野で革新的な変化がおきなければ、HMRとの対決で勝利することは難しいという評価が支配的だ。

このことから、コンビニは弁当の高級化・多様化に突破口を求めている。これまでの3000ウォン前後だった低価格の弁当から脱皮し、新鮮で高価な材料を使用して品質を上げた高級弁当を先を争って発表している。鰻や魚介類はもちろん、最高品質の米を使用した先進的な弁当まで出した。

コンビニ業界の関係者は、「良い原材料を使ったコストパフォーマンスの高い製品を出荷して、常連客を捕まえて新規顧客も増やすという戦略」だとし「日本のように、今後は国内コンビニ弁当市場も引き続き大きくなると予想される」と語った。
  • 毎日経済 ソン・イルソン記者/ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-06 19:47:32