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韓国 景気沈滞などで税収不足10兆ウォン

韓国の財政管理に赤信号 

韓国政府が今年以後、使わなくてはいけない金が雪だるまのようにふくれ上がっている。特に景気浮揚のための補正編成など、財政投入規模はさらに増やす必要がある状況だ。とは言え、景気が萎縮して、税金として集めることのできる金は大きく減っており、韓国の財政管理に赤信号が灯った。

今年の税収不足は10兆ウォンを超えると予想される。昨年に編成した予算の中で、税収不足などで執行できなかった不用額は18兆1000億ウォンに達する。このことから、韓国政府は国民から集める税金を増やす前に、歳出の構造調整を通じ、予算の濫費で漏れる金を減らすべきだという指摘が提起される。

14日、韓国政府の各部処によると、予算の中で濫費される金額がますます増えている。実例として、2018年に開催される予定の平昌冬季オリンピックに、誘致申請当時に要求された金額よりも6兆ウォン以上多い、12兆8485億ウォンが必要だと推定された。国庫から支援する金額も、当初は4兆5439億ウォンと申請されたが、実際には7兆3533億ウォンがかかると予想された。

福祉予算もますます増えている。政府部処の中で最も多くの予算を執行する保健福祉部が、今年よりも12%増の52兆ウォンを企画財政部に要請し、福祉予算は史上初めて50兆ウォンを突破した。

福祉部は昨年42兆ウォンの予算を配分受けたが、これを使い切ることができず、2400億ウォンほどを不用額として残した。このことから、厳正な予算編成とともに、支出の構造調整が急がれるという指摘が出ている。

韓国政府関係者は、「農民たちに支給される農業補助事業と彼らが使用する油類量に比例して支給する免税油の場合、過多申請と不正受給などで、多ければ数兆ウォンの予算濫費があるだろうと把握している」と語った。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/パク・ユンス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-14 17:23:38




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