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電気自動車用バッテリー、サムスンSDI・BMW「相互」協力

SDI、BMWと新素材共同開発…数兆ウォン台のバッテリーの追加供給も 

  • 電気自動車用バッテリー、サムスンSDI・BMW「相互」協力
  • 去る14日、仁川の永宗島BMWドライビングセンターでロルフ・マファエル駐韓ドイツ大使、クラウス・ドレーガーBMWグループ購入総括社長、朴商鎮サムスンSDI社長、尹相直産業通商省長官(左から)などの関係者らが、電気自動車用バッテリーセルの供給拡大のための了解覚書(MOU)を締結し、記念撮影を行った。 [写真提供=サムスンSDI]

サムスンSDIとドイツBMWグループがしっかりと団結した。サムスンSDIは15日、BMWグループの電気自動車用バッテリーセルの供給を拡大し、次世代の素材などを共同開発するMOU(了解覚書)を締結したと発表した。今回のMOU締結でサムスンSDIは今後数年間、BMW i3とBMW i8などの電気自動車モデルのバッテリーセルを納品することになった。供給規模は営業上の理由で具体的に開示していないが、数兆ウォンに達すると伝えられた。

サムスンSDIとBMWグループは、「数十億ユーロ」と明らかにした。これは現在、サムスンSDIの中・大型バッテリーの年間売げ高規模をはるかに超える水準だ。第1四半期におけるサムスンSDIの中・大型バッテリーの四半期売上げは640億ウォンだった。

サムスンSDIはバッテリーの納品だけではなく、次世代の素材など関連技術の長期的な共同開発と、今後のグローバルビジネスのための協力強化などの意味を求めている。電池材料を共同開発したりグローバル事業で協力する場合、一回性のバッテリーセルの供給にとどまらず、今後のBMWの電気自動車の販売が増えるにつれ、サムスンSDIもともに成長できるからだ。

特に新しい電気自動車のモデルにも、サムスンSDIのバッテリーセルが採用される可能性が高い。サムスンSDIは電気自動車用バッテリー事業の比重を徐々に高めていく計画だ。

第一毛織と合併する前の、第1四半期のサムスンSDIの中・大型バッテリー事業は、全体売上げの5.6%に過ぎなかった。売上げの68.1%はスマートフォンや電動工具、電動自転車などに使われる小型バッテリーが占めた。しかし、今後は電気自動車市場が拡大すれば、サムスンSDIの中・大型バッテリー事業も比重が大きくなると見込まれる。

サムスンSDIはBMWのほか、米国のクライスラーとインドのマヒンドラなどにも電気自動車用バッテリーを供給している。フォルクスワーゲンにも電気自動車用バッテリーを供給していると伝えられた。

最近では米のフォードと電気自動車用バッテリーの共同開発のための協約を結んだ。

三星SDIの朴商鎮(パク・サンヂン)社長は、「BMW i3とi8の成功的な協力に続いて、さらにBMWモデルにサムスンSDIの優秀なリチウムイオン・バッテリー技術を搭載することは、サムスンSDIの未来技術と量産能力をよく示す事例」だとし、「両社の協力関係は、将来の電気自動車技術の優位性を確保するために大きく貢献するものと確信している」と明らかにした。

クラウス・ドレーガーBMWグループ購入総括社長は、「バッテリーは走行距離と性能を左右する電気自動車の中核部品」とし、「バッテリー技術と今後の成長性を勘案し、サムスンSDIを供給業者に選定した」と語った。

仁川の永宗島BMWドライビングセンターで行われたMOU締結式には、尹相直(ユン・サンヂク)産業通商部長官などが出席した。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-15 17:38:15




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