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韓国ワイン業界1位のクミャンインター、売却される


  • 韓国ワイン業界1位のクミャンインター、売却される
国内のワイン業界1位企業のクミャンインターナショナル(Keumyang International)が売却されたことが確認され、国内のワイン市場にも大企業中心の地殻変動が避けられない見通しだ。クミャンインターナショナルの関係者は13日、「6月にサムファングループの系列社だった建設会社のカミュA&C(旧サムファンカミュ)に売却した」と話した。

ワイン業界では「来る時が来た」という雰囲気だ。ワイン市場の成長傾向は峠を越した反面で、百貨店・大型マートを保有する新世界やロッテの影響力が大きくなり、中堅ワイン輸入会社の営業環境が大きく悪化したためだ。

すでに業界6位企業のキルジンインターナショナル(kiljin International)が去る5月、裁判所に破産申請を行って企業回生手続きに入った。これに加えて、国内ワイン産業の復興期を導いたクミャンインターナショナルさえもが売却されて危機感が高まっている。一部では中堅ワイン輸入会社が相次いで売りに出たり、倒産することもありうるという懸念まで出ている。

カミュA&Cが子会社を通じて確保したクミャンインターナショナルの持分は総79.34%だ。サムファングループの系列会社だったが独立したカミュA&Cは、建設・製造と卸・小売業などが主力の企業だ。業界ではカミュA&Cが既存の食品・サービス業分野の系列社であるフーニード(WHONEED)、パラダイス免税店などとの相乗効果を狙うものと見ている。

クミャンインターナショナルの昨年の売上げは約690億ウォンで、前年(731億ウォン)に比べて5.5%減少した。2014年に売上げ700億ウォンの高地を踏んだが、2年ぶりに再び600億ウォン台に落ち込んだ。営業利益は前年比で4億増えた16億ウォンで、かろうじて損失を免れた水準だ。

6月に行われた売却が3ヶ月近くも秘密にされた理由は、ワイン業界でクミャンインターナショナルが持つ象徴性が大きいからだという分析だ。 1989年に設立されたクミャンインターナショナルは、以前はヘテ(HAITAI)産業の輸入酒類専門子会社として設立されたが、1999年のヘテ不渡り以降は従業員らが退職金で株式を取得して独立した。

ヘテ財務チーム出身のキム・ヤンハン前クミャンインターナショナル代表の指揮の下で、2004年に「1865」ワインなどのヒット商品を出すなど、業界1位の座を守ってきた。

いったんカミュA&Cに買収されクミャンインターナショナルは、息を吹き返したという評価だ。クミャンインターナショナルの関係者は、「カミュA&Cからの経営関与はなく、事業支援の役割を強調しており、収益性中心に事業構造を再構成して堅実経営を行うことができる」と語った。

しかし、国内のワイン輸入会社の状況は依然として良くない。

ワイン業界では「ワークアウトの危機のないところを見つけるのは難しい」という、自嘲的な話が出るほど困難を経験している。市場規模は6000億ウォンにまで大きくなったが、成長が停滞しているという指摘だ。観光客が海外から直接持ち帰るワインが多いうえに、酒類が多様化しつつ、ワインの消費量が減っているからだ。関税庁の輸出入貿易統計によると、2010年の1億1288万8000ドルから2014年には1億8217万9000ドルまで急増したワインの輸入額は、昨年は1億9144万5000ドルで約900万ドルの増加にとどまった。

これに加えて、新世界L&Bとロッテ酒類がワイン市場の3~4位として浮上し、中堅企業はワインを販売する店も確保できていない。国内2位のワインメーカーである「ワインナラ(ワインの国)」は経営が難しくなり、市内のワインショップを大挙閉鎖して7ヶ所だけを運営するほどだ。このような場合、各ワインメーカーはデパートや大型マートを通じて納品しているが、新世界やロッテが直接ワイン輸入にまで乗り出して、これらの店舗を通じたワイン供給は以前よりも難しくなっている。ワインメーカーの関係者は、「すでに町内のワインショップの多くは無くなり、デパートや大型マート、コンビニが唯一の販売店になった」とし、「大企業の店舗が遠慮なく中小輸入会社のワインを排斥することはしないが、単価の調整や製品陳列などで圧迫を強化しており、営業環境はこれまでほどではない」と打ち明けた。
  • 毎日経済 ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-09-14 08:42:19