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LINE(ライン)、主要国家別 LINE加入者数

株式公開時は10兆ウォンを確保...ヒスパニック集中攻略 

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  • < 主要国家別 LINE加入者数 >

モバイルメッセンジャー「LINE」の予想時価総額は10兆ウォンに達する。実際の上場時にはさらに増えるかもしれない。去る2月、FacebookがWhatsAppを190億ドル(約19兆ウォン)で買収したとき、WhatsAppの利用者は4億5000万人程度だった。現在、LINEの加入者は4億8000万人で、早ければ今月にも5億人突破が可能であることを考えると、無理な展望ではない。

LINEは上場を通じて確保した資金を、北米市場を攻略するために集中的に投入する予定だ。テレビ広告など、攻撃的なマーケティングを繰り広げる計画だ。メインターゲットはWhatsAppだ。

LINEは世界第1位のメッセンジャーに登りつめるために、WhatsAppとの一戦は避けられないと見ている。モバイルアプリの分析企業Onavoによると、WhatsAppは北米はもちろん、ヨーロッパや南米でシェア1位を記録している。LINEは日本に次いで東南アジアやスペインなどの欧州の一部地域では急峻な上昇勢いを継けているが、全体的には劣勢を免れないでいる。1位になるにはいったんWhatsAppを追い抜かなくてはならない。

内部的にはできないことはないという雰囲気だ。李海珍(イ・ヘヂン)ネイバー議長は昨年11月、東京で開催されたLINEの加入者3億人突破懇談会で、「牛の角を刺し続けた」とし、ソフトウェア分野で世界進出に対する意志を現わした。森川明LINE社長も最近、「加入者10億人を達成して世界1になる」と重ねて強調している。

LINEはすでに北米市場を攻略し始めた。いわゆる「コロンブス戦略」だ。スペインで確保した1800万の加入者を土台に、米国内のヒスパニック系ユーザー層の攻略を強化している。この5月、米国のスペイン語テレビ放送を通じた広告も開始した。

もうひとつ越えなければならない山がある。テンセントのウィチェトだ。月間利用者数だけでも4億人に達する。ほとんど中国人だ。LINEは中国市場への進出にも多くの力を入れているが簡単ではない。今月初めから、中国でのLINEは不通状態が続いている。一角では「中国当局がLINEサービスを制限している」という話まで出ている。

中国は別の角度からアプローチする必要がある市場だ。

LINE上場のニュースが伝えられた後、市場の評価は肯定的だ。ウリ投資証券は、「第2四半期のLINEの売上げは1837億ウォンで、前の四半期より26.5%増加した」とし、「日本のほか、タイ・台湾・香港などでのゲームの売り上げが増えていることが励み」と評価した。
  • 毎日経済_チェ・ヨンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-16 17:42:15




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