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サムスン物産、北米の親環境エネルギー事業に追い風


サムスン物産商事部門は、北米での親環境エネルギー市場で鉱脈を掘り当てた。

カナダで5兆ウォン規模の太陽光・風力発電所を建設する「オンタリオ・プロジェクト」が順調に進んでいることに支えられ、米国の太陽光発電事業への進出も本格的に始動をかけ始めた。 13日、業界によるとサムスン物産商事部門は最近、カナダのオンタリオ州レイクショア地域にベル・リバー風力発電所を完工し、現地政府から商業運転の承認を受けた。ベル・リバー発電所は風力タービン40機を設置した100メガワット級の発電所で、サムスン物産が2010年から推進しているオンタリオ・プロジェクトの一つだ。

サムスン物産は2010年当時、カナダのオンタリオ州政府と1369メガワット規模の風力・太陽光発電団地の造成契約を結んで事業を進めている。発電量の全量をオンタリオ州政府が買い入れることにして、安定した収益の確保が可能だ。

ベル・リバー発電所が完成して、オンタリオ州の再生可能発電事業は現在、最終段階に入ることになった。

今回のプロジェクトは総3段階に分けて進められており、現在はベル・リバーを含めて1269メガワットを運営している。オンタリオ州ウィンザー市地域で進めている「ノースケントウインド・ワン(North Kent Wind One)」プロジェクトを完了すると、1369メガワットの大規模事業もピリオドを打つ。

サムスン物産側は来年中旬にプロジェクトが完了すると予想している。同社の関係者は、「来年8~9月頃にプロジェクトが完了すると予想されるだけに、安定した収益を継続して確保できるだろう」と期待感を示した。オンタリオ州のプロジェクトは、サムスン物産の親孝行役を果たしている。

商社部門の昨年の営業利益は700億ウォンだったが、今年はすでに上半期だけで890億ウォンを記録し、昨年の実績をはるかに上回っている。

プロジェクトの巡航で、同社の北米市場攻略も速度を加えることができるようになった。実際に去る4月、サムスン物産商社部門の米国法人はこの4月に特別目的法人(SPC)である「サムスンソーラーエネルギー(SHINSUNG SOLAR ENERGY)」を設立した。まもなく子会社である「サムスンソーラーエネルギー1」を作るなど、米国での太陽光発電事業を本格的に進めている。
  • 毎日経済 カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-13 21:27:06




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