韓国、来年コメを関税化 高関税で対処

韓国政府、大規模専業農育成など農家対策を最優先 

来年から韓国のコメ市場が全面開放される。外国の輸出業者は韓国が課す関税のみを払い、国内市場で米を無制限に販売できる。ただし、開放初期には関税率が300~500%に策定される予定で、輸入量が過度の場合は一時的にもっと高い関税を賦課することができ、韓国内のコメ農家の被害は大きくないと思われる。

韓国の農林畜産食品部の李桐弼(イ・ドンピル)長官は18日午前、政府ソウル庁舎で記者会見を開き、「来年からコメを関税化することを決定した」と、コメ市場開放を公式宣言した。

イ・ドンピル長官は、「コメの関税化猶予を再延長しても、それもまた一時的であり、一定期間の後には世界貿易機関(WTO)の加盟国として関税化しなければならないという点を考慮した」と背景を説明した。

韓国はこれをもって大韓民国建国以来、初めてコメ市場を外国に全面開放することになった。

イ長官はコメの関税化率と関連して、「WTO協定に合致する範囲内で、最大限の高い関税率を設定し、コメ産業を保護する」と語った。韓国政府は現在、関税率を300~500%に設定するという方針だ。農食品部は9月末、関税率を通報するという立場だ。

現在、韓国の国産のコメ価格は1キログラム当たり2189ウォン(昨年の平均原価)で、米国産よりも2.8倍、中国産よりも2.1倍高い。とは言え、輸入米の関税率300%が付加されると米国産は1キロ当たり3100ウォン台、中国産は1キロ当たり4200ウォン台にそれぞれ高くなり、価格競争力の面で韓国産が有利だという説明だ。農民団体の要求どおりに400%以上の高率関税が適用されると、中国産は1キロ当たり5300ウォン台まで上がる。

またイ長官は、「政府はこれまで締結したすべての自由貿易協定(FTA)で、コメを譲許対象から除外した」とし、「現在進めているか、予定されたすべてのFTAや環太平洋経済連携協定(TPP)の参加時にコメを譲許対象から除外したい」と明らかにした。

政府はこれと共に、コメ市場開放にともなうコメ農家支援のために、コメ産業の発展対策を用意することにした。イ長官は、「コメ農家の生産基盤を維持し、収入安定の装置を補完する一方で、専業農を継続的に育成し、競争力を高めるように対策を用意する」と語った。

政府は国会報告を経た後、9月末までに譲許表の修正案をWTOに通報し、今年末までに国内法令を改正することにした。

イ長官は「国会と農業界の意見を追加して収斂した後、細部案を確定したい」と強調した。国内のコメ消費者も当分の間はこれまでと同様の価格で米を買って食べることができる。
  • 毎日経済_キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-18 15:33:46