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現代自動車、2014年上半期実績5.1%下落

高級中・大型車の販売拡大、部品生産現地化で下半期の為替影響を最小化 

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ウォン高の直撃を受けた現代自動車が、不振の第2四半期の業績を発表した。現代自動車はグローバル・ソーシングを通じ、下半期には為替レートの影響を最小限にするという方針だ。現代自動車は24日、2014年の第2四半期の売上げ額は22兆7526億ウォンで、営業利益は2兆872億ウォンを記録したと公示した。昨年の第2四半期に比べて売上げは1.9%の減少だが、営業利益はなんと13.3%急落した数値だ。営業利益率は、今年の第2四半期は9.2%を記録し、昨年の第2四半期の10.4%に比べて1.2%ポイント下落した。

2014年上半期の累積売上げ額(44兆4016億ウォン)と累積営業利益(4兆256億ウォン)は、前年同期との対比でそれぞれ0.3%と5.8%下落し、2014年上半期の営業利益率(9.1%)は、昨年上半期(9.6%)に比べて0.5%ポイント下落した。

上半期の販売台数はジェネシスとLFソナタなどの新車効果に支えられ、249万5837台を記録して昨年(239万817台)よりも増えたが、実績はむしろ減少したわけだ。これはウォン高により、韓国内で生産し海外に輸出した車両の収益性が悪化したためだ。ウォン高によるコスト上昇が、販売量の増加よりも大きな影響を与えたわけだ。

現代自の関係者は上半期の業績について、「新車効果による販売増加と継続的なコスト削減や収益改善努力にもかかわらず、上半期の実績基準の為替レートが前年同期との対比で5.1%下落したことにともない、売上げ額と営業利益が減少した」と明らかにした。それでも、現代自動車が着実に海外生産量を増やし、ウォン高の影響を最小限にしたのでこの程度の実績が可能だったとの解釈も出ている。自動車業界の関係者は、「今年の為替レート環境を考慮すれば、現代自の業績は悪くない」とし、「特に、海外工場の生産量が増えた効果が有利に働いた」と説明した。

現代自は下半期にも為替レートの悪材料が続くとにらんでいる。これを克服するために、損益管理に一層力を尽くすという言葉も付け加えた。

イ本部長は、「ウォン高の衝撃吸収のために韓国の国内工場の生産性を向上し、販売量を最適化するとともに、高級車の販売比率を拡大するなど、収益性改善の努力を並行する」とし、「部品の生産現地化も加速する計画だ」と明らかにした。

証券業界ではウォン高と悪材料の大きさに比べると、良く守った業績だとの評価も出ている。ハイ投資証券のコ・テボン研究委員は、「9.2%の営業利益率を見ると、為替レートの影響を思ったよりもよく防御したと評価できる」とし、「新型LFソナタの海外販売が本格化する下半期の業績は、期待してみるに値する」と語った。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者/ソク・ミンス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-24 17:17:19




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