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シモンヌ、世界初「ハンドバッグ博物館」開いた

パク・ウングァン会長...30年のハンドバッグ人生を詰め込んだ 

  • シモンヌ、世界初「ハンドバッグ博物館」開いた
  • 1955年生まれ/済物浦高校/延世大独文学科/1980年チョンサン入社
    1987年シモンヌ社長/2005年シモンヌ会長(現)

最近最もホットな通りという新沙洞カロスキルど真ん中に少し変わった建物がひとつ立った。上に上がるごとに流れる曲線がだんだん狭くなるかと思うと、屋根には初めから持ち手がついている。世界初ハンドバッグ博物館「バックステージ」は、持ち手がついたショッピングバッグの形の建物からして破格的だ。去る7月にオープンしたシモンヌハンドバッグ博物館は、1か月ほどのうちに口コミに乗りファッション関係者やファッションを勉強する学生またはファッショニスタ、ファッションに関心の多い人たちは一度は必ず立ち寄るべき空間として浮かび上がった。

「ハンドバックひとつの井戸を掘って30年を超えた。私のハンドバッグ人生の前半戦を整理し、新しい跳躍の後半戦を期待しつつ何か痕跡を残したかった」

200億ウォン余りをかけてハンドバッグ博物館を開館したシモンヌのパク・ウングァン会長(57)はこのように説明した。

パク・ウングァン会長は、グローバル名品ハンドバッグをアジアで初めて生産した人物。今もマイケルコース、マークジェイコブス、ジバンシー、バーバリー、ロエベ、セリーヌ、トリーバーチなど数多いブランド鞄を製造している。ブランドからもらうデザインをそのまま真似て制作するのではなく、直接デザインをして制作しブランドに提案する製造業者開発生産(ODM)専門業者シモンヌが、昨年ODMだけで稼いだ財産が4億ウォンドルを超える。

パク会長の30年のハンドバッグ人生がそっくり詰め込まれているハンドバッグ博物館常設展示館には、1500年代から現在までのハンドバッグの歴史がそっくり詰め込まれている。貴族女性たちが豊かなドレスの中に隠しておき物を入れていた中きんちゃくから各種香袋、手紙財布、小銭財布、名詞ケースをはじめ現代的形態を持ち合わせたイブニングバッグまで多様なバッグが時代別に展示されている。英国ビクトリア&アルバート博物館の首席キュレイターであるジュディス・クラークが率いる専門チームが博物館構成のため収集した製品とパク会長が個人的に集めた製品だ。

1階と2階はハンドバッグ売場。1階ではパク・ウングァン会長が野心溢れさせて出した初めての自体ブランド「0914」を見ることができる。2階は最近ファッション界で最も話題のブランドというレベッカミンコフなどの海外ブランドを販売する編集ショップだ。

名品ハンドバッグODM生産で売上4億ドル


地下はさらに多彩だ。シモンヌで鞄を製造するのに使用する各種皮素材を直接触ってみて購入することができる。ハンドバッグ制作キットを買って直接ハンドバッグを作ってみる体験空間があるかと思えば、一方ではハンドバッグデザイナー3人に無料で空間を出した。アートショップではシモンヌのデザイナーらの図案をもとに作られた、ハンドバッグ博物館だけで見ることのできる素晴らしい小品がいっぱいだ。大量制作でないだけに単価が高いが、それで希少性と価値を認定される側面がある。

「ハンドバッグをただ”高い消費文化のひとつ”と決める雰囲気を超え、多様な価値を持った物品として認識し、その歴史を振り返ってみたかった。”ハンドバッグは女性の自尊心”という言葉もあるではないですか。その言葉に込められている色々な意味を振り返ってみると、ハンドバッグが単純な物ではない一種の文化的、社会的アイコンであることを知ることができる」
  • 毎日経済エコノミー_キム・ソヨン記者/写真:リュ・ジュンヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2012-09-03 09:23:14




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