トップ > 数字経済 > マーケット > 1人世帯・レジャー活動など生活パターンの多様化で新消費を創出「ニッチ家電」浮上

1人世帯・レジャー活動など生活パターンの多様化で新消費を創出「ニッチ家電」浮上

移動可能なエアコン・ミニビームTV・壁掛け洗濯機... 

  • 1人世帯・レジャー活動など生活パターンの多様化で新消費を創出「ニッチ家電」浮上
韓国の家電製品市場にこれまでにはないものがあふれている。家電の固定概念を打ち破った「ニッチ家電」だ。

家電業界によると25日、サムスン電子の移動型エアコン、超大型空気清浄機、LG電子のミニビームTVやポケットフォト、東部大宇電子の壁掛け洗濯機などが消費者から期待以上の関心を集めている。

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・掃除機など、典型的な家電の枠が数十年経っても変わらないのに比べて、これらの製品は新しいという側面で消費者の好奇心を刺激する。のみならず、1・2人世帯の増加や高まった衛生観念、増えたレジャー活動など、韓国の消費者の生活パターンが変わりつつ登場した、新たな需要を満たしている製品群だ。

サムスン電子の移動型エアコン「クールプレッソ」は室外機のない携帯型エアコンで、設置の必要がなく、6.5キロと軽くて移動が簡単だ。オフィスや化粧台、台所などの特定空間で、一人だけの冷房が必要なときに有用だ。空気中の有害な細菌を除去するウイルスドクターの技術を採用しており、冷房機能のない空気清浄機としても活用できる。図書館レベルの低騒音と扇風機2台程度の消費電力にも利点がある。価格は59万ウォン。

サムスン電子が新たに発表した超大型空気清浄機は、これまでの空気清浄機がひと部屋程度の清浄能力を備えたものとは異なり、建物全体をカバーできるエアコン形式で登場した。衛生観念が高まり、保育園・病院・金融会社のVIPコーナーなどに隠れていた需要を見つけ、オーダーメイドで出した製品だ。

LG電子が今月発表したBluetoothのミニビームTVは、300万人を超えているキャンプ人口を狙った。ミネラルウォーターのボトルの重さと同様の、580グラムのビームTVの電源を入れると、プロジェクターを介して屋外で大画面映像を楽しむことができる。Bluetooth機能でカーオーディオと接続すると、リアルなサウンドも体験できる。出荷価格85万ウォン。スマートフォンユーザーが増えて、スマートフォンを利用して写真を撮るケースも増加するやいなや、スマートフォンから直接写真をプリントできるLG電子の「ポケットフォト」も人気を集めている。スマートフォンやタブレットPCにある写真を、BluetoothやNFC技術を活用してすぐにプリントできる。一回の充電で30枚までの写真を選ぶことができ、大きさは5インチスマートフォン水準だ。専用アプリの他に、サイカメラ、マイコン、プロフィールミー(Profeel.me)などの人気写真編集アプリを活用して、写真を自由に編集してプリントできる。価格は14万9000ウォン。

東部大宇電子の壁掛け洗濯機「ミニ」は洗濯容量3キロで、重さは16.5キロに過ぎない。1人世帯ではなく、家庭のセカンド洗濯機をターゲットにした。運動後のトレーニングウェアやタオルなどをすぐに洗濯するのに便利だ。消費電力23ワットに水の使用量も29リットルで、洗濯から脱水まで終えることができる。洗濯時間もまた29分ですむ。韓国内だけでなく海外でも人気を呼び、中国・南米などで東部大宇電子の輸出に親孝行している。業界関係者は、「このようなニッチ家電は、単に消費者の生活様式の変化にのみ沿って開発できる製品ではない」とし、「技術的な革新が後押ししたので可能だった」と説明した。

持ち運びに便利なエアコンは、エアコンの心臓部ともいえるコンプレッサの小型化を達成した。ポケットフォトはBluetooth技術とプリンタ技術が融合され、ビームTVは映像再現力とディスプレイ技術が支えてくれた。

これらの製品はまた、飽和状態の韓国家電市場で新しい消費を創出し、韓国家電メーカーの業績向上にも貢献した。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-25 15:45:08