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韓国企業「アーニングショック」、企業実績に3大伏兵

ウォン高で実利にならない輸出、内需不振が重なり収入激減 

韓国企業の第2四半期の業績成績表が、梅雨時の天候と同じくらい落ち込んだ。この数年間、よどみなく疾走していたサムスン電子の実績がつんのめったことを信号弾に、ほとんど全輸出業種で「アーニングショック」が相次いでいる。ウォン上昇の恐るべき威力が現実化したわけだ。また、セウォル号事件で萎縮した消費者心理は、内需市場の長期沈滞を予告して、企業業績に負担を与えている。

起亜自動車は25日、2014年の第2四半期の営業利益が前年同期に比べて31.7%急落した7697億ウォンを記録したと公示した。売上額と当期純利益も、それぞれ昨年の第2四半期に比べて8.1%と13.3%減の12兆545億ウォンと1兆238億ウォンを記録した。販売台数は総77万5253台を販売して、昨年の第2四半期の販売量(74万3236台)よりも多かったが、実績は大きく下落した。前日に第2四半期の業績を発表した現代自動車の営業利益も2兆872億ウォンで、前年同期との対比で13.3%も下落した。両社の業績不振の最大の理由は「為替レート」だ。対ドルでウォンが1020ウォン水準まで下落し、輸出する自動車の価格競争力が落ちたからだ。起亜自動車は内需不振の影響も受けた。第2四半期の国内販売は前年同期との対比で6%減少した。

精油業界からは赤字転落の消息が聞こえてきている。精油1位のSKイノベーションはこの日の実績発表を通じ、第2四半期の売上げが16兆4937億ウォン、営業損失503億ウォンを記録して、赤字転換したことを明らかにした。営業利益は前期との対比で2760億ウォン、前年同期との対比では4453億ウォン減少した。潤滑油・化学・石油開発事業で収益を出したが、石油精製事業の損失は2149億ウォンと大きかった。精製マージン安が続き、為替レートの急落に伴う在庫評価損が影響を及ぼしたとSKイノベーションは説明した。

今年の第1四半期の営業利益472億ウォンで、かろうじて赤字脱出に成功したSオイルは、第2四半期に549億ウォンの営業損失を記録し、再び赤字転換した。化学業種の場合、第2四半期から緩やかな回復が期待されたが、いざフタを開けてみると暖かさを感じにくい水準だ。LG化学の第2四半期の営業利益は、前年同期との対比で30%近く減少した3596億ウォンにとどまった。
  • 毎日経済_ノ・ウォンミョン記者/キム・ドンウン記者/チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-25 15:36:57




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