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2014年上半期の経済黒字は、過去最大規模の392億ドル

商品収支黒字は史上最高値だった4月以降2か月連続減少 

今年上半期の韓国の経常収支は、過去最大規模の392億ドル(約40兆2000億ウォン)を記録した。

韓国銀行は、今年の年間経常収支が市場最大値の840億ドルを達成すると予想した。韓国は28カ月連続で黒字行進を続け、今後のウォン高圧力もさらに高まる見通しだ。韓銀は29日に発表した「6月の国際収支(暫定)」で、先月の経常収支は79億2000万ドルと集計されたと明らかにした。これは5月(90億8000万ドル)より11億6000万ドル減少したが、歴代2番目に長い連続黒字の記録だ。

上半期の経常収支の黒字規模は392億ドルで、従前の最高値は昨年上半期の312億6000万ドルだった。しかし、内需不振で輸入増加率が輸出増加率を下回る「不況型黒字」だという懸念も出ている。先月の商品輸出は502億8000万ドルで、前年同月よりも2.9%増えたが、輸入は436億3000万ドルで0.2%が増えるにとどまった。

韓銀は輸入量の増加傾向などを挙げ、不況型黒字ではないという立場だ。韓銀のチョン・ヨンテク経済統計局長は、「内需が振るわず、経常収支の黒字が大きくなった側面があるが、国内製造業者の非価格競争力の強化に伴う輸出好調も影響を及ぼした」とし、「輸入増加率が輸出増加率よりも低いのは、原材料価格の下落などで輸入物価が下ったから」だと説明した。

6月の商品収支黒字は史上最高値だった4月(106億5000万ドル)以来、2カ月連続で減少した。船舶に対する商品収支の計上方式が、完成した船を通関した時点から建造進行基準による中途金額を受け取る時点に変わったことが影響を与えたものと解釈される。品目別(通関ベース)では、ディスプレイパネル(13.4%)・半導体(10.7%)・自動車部品(8.8%)・鉄鋼製品(8.5%)を中心に輸出が増加した。先月の輸入は、乗用車(62.4%)・情報通信機器(69.5%)を中心に増えており、鉱物(マイナス10.8%)やガス(マイナス8.8%)などは減少した。
  • 毎日経済_イ・ヒョンヂョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-29 17:05:04




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