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現代自動車 相次ぐ悪材、賃金交渉決裂…米国でソナタはリコール

自動変速機装置の転換ケーブルの組み立て不良の問題でリコール 

現代自動車が相次ぐ悪材に頭を悩ませている。現代自動車労組(金属労組現代自動車支部)が今年の賃金交渉決裂を宣言しており、米国ではソナタのリコールが決まった。

現代自動車労組は先月31日、現代自動車蔚山工場で行われた第15次交渉で交渉決裂を宣言し、中央労働委員会に争議行為の調整を申請した。夏季休暇の後にストライキ賛否投票が可決された場合は、18日からストが可能だ。現代自労組の関係者は、「会社側の案が一括提示されないので交渉決裂を宣言し、ストライキの手順を踏むことにした」と語った。

今年の現代自の労使交渉は賃金のみ議論するうえに、3年連続で無争議交渉妥結を記録した実利指向の労組執行部が入ったことから、場合によっては無争議妥結が期待されたが、最終的に通常賃金の拡大という問題に足首をつかまれた。現代自労組と強気の現場組織は、通常賃金に関連する訴訟が進行中であるにもかかわらず、労使交渉を通じても通常賃金の拡大が可能だと宣伝して組合員の期待感を高めたが、会社側は交渉を通じた通常賃金の拡大はできないという原則を固守している。現代自動車の関係者は、「現代自動車の通常賃金問題は、自動車業界全体に及ぼす波紋があまりにも大きい」とし、「2012年、労使は通常賃金問題を訴訟で解こうとすでに合意しただけに、労組はこの合意を尊重しなければならない」と語った。

一方、現代自動車は米国とプエルトリコで販売された「YFソナタ」88万3000台を、自動変速機装置の転換ケーブルの組み立て不良の問題でリコールすることを決定した。現代自動車の単一車種では最も多いリコール台数だ。リコール対象車は2011~2014年5月の生産分で、すべて米アラバマ工場で生産された。現代自動車の関係者は、「米国のリコール対象はすべて米国で生産された車両なので、国内消費者は影響がない」とし、「独自の調査結果、作業者の単純作業ミスであることが判明し、リコールに伴う費用も多くないだろう」と説明した。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者/蔚山_ソ・デヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-31 17:02:03




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