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新入社員の年俸5000万ウォン・週35時間…板橋では「開発者様、急募!」


  • 新入社員の年俸5000万ウォン・週35時間…板橋では「開発者様、急募!」
「週35時間勤務に年俸最低5000万ウォン、開発者を探しています」

韓国の板橋テクノバレーの中心にある新盆唐線の板橋駅のスクリーンドアには宿泊O2O(オン・オフライン連携)モバイルサービス「ヨギオッテ」の求人広告が大きく表示されている。「ヨギオッテ開発者採用」の垂れ幕が貼り付けられたバスも目立つ。「ヨギオッテ」を運営するウィズイノベーションが、9日から進行している新卒・キャリアの公開採用のために板橋一帯の地下鉄やバスを求人広告で埋め尽くしたからだ。

全体の従業員が240人のウィズイノベーションは今回の上半期の公開採用を通じて、純粋な情報技術(IT)開発者だけで100人を選抜するなど、計200人を新規補充する計画だ。ウィズイノベーションの関係者は9日、「200人の採用にここまでの広告をするのかと言われそうだが、昨今、開発者を採用するのは本当に難しい」とし、「本社がソウル市の江南にあるが開発者が多い板橋で大々的な公開採用イベントを行うのもこのためだ」と明らかにした。

青年失業がかつてない長期化を見せながら、極度の就職難が続いているが、スタートアップでは若い開発人材が集まらずにもどかしがっている。人工知能(AI)、ブロックチェーンの4次産業革命が本格的に展開している中で韓国のスタートアップも技術・サービス開発のために採用規模を大幅に増やす必要があるが、使えるだけの人材がいないからだ。特にサービスの中心となるソフトウェア(SW)ネットワーク、アプリケーション(アプリ)の開発、ウェブ開発、セキュリティ、ビッグデータ、AIソリューションに対する需要が大きいが、開発人材は非常に不足している。

今年の主要スタートアップは史上最大の人材公開採用を発表した。公開採用の半分以上はIT開発部門だ。ヨギオッテを運営するウィズイノベーションは設立3年にして最大規模の200人を採用する。このうちの半分(100人)以上を開発職群で埋める計画だ。食品O2O「配達の民族」を運営するWoowa Brothersは今年400人を採用する。このうち200人以上を開発者で採用する予定だ。宿泊O2O「ヤノルジャ」をサービスするヤノルジャ側も200人を採用して、100人を開発職群で採用する。

ヤノルジャのイ・スジン代表は「モバイルアプリサービスのアップグレードを続けるにはユーザーの利便性とセキュリティの問題という二大課題を同時に解決しなければならない」とし「サービスがグローバル化して複雑になり、開発者確保の可否で会社の将来の競争力が左右されるといっても過言ではない」と指摘した。

スタートアップ業界では大卒新入開発者の採用も難しいだけでなく、スタートアップから大企業に転職する開発者が多いという悩みを吐露する。あるスタートアップの関係者は「このごろの就業者は年俸も重要だが、労働環境、福祉も入念にチェックするため、大企業に比べてスタートアップが相対的に劣悪な状況」とし「最近、大企業がより高い年俸を提示して我われの開発スタッフをスカウトしていくせいで、厄介な状況に陥ったりもする」と明らかにした。

このため、スタートアップであっても求人難の中で開発者を奪われないために大企業を凌駕する破格的な条件を掲げる場合も多い。

ヨギオッテの今回の公開採用で開発者職群は、新卒であれキャリアであれ、無条件に5000万ウォン以上から年俸交渉を開始する。さらに月曜日は午後1時に出勤するなど、週35時間勤務を保証して年間50万ウォン相当の宿泊ポイントの支払い、本の購入費の無制限サポートを約束する。就職サイトジョブコリアの発表によると、昨年、大企業の大卒平均初任給が3800万ウォンという点を勘案すれば、大企業よりも1000万ウォン以上高い。ヨギオッテの関係者は「このようにでもしないと良い開発者は志願すらしない」と話した。

Woowa Brothersは昨年から内部的に「開発者優遇政策」を表明した。大卒初任給の開発者の年俸を5000万ウォン水準に定めて月曜日は5時間、残りの平日4日は7.5時間労働する「週4.5日、35時間労働」を実施している。

Woowa Brothersの関係者は「3年以内に開発者が最も働きたい情報通信技術(ICT)企業トップ3に入ることが目標」とし、「ネイバー、カカオ、クーパンなどの大企業と比較しても劣らない労働環境を作って優秀な人材が離脱しないようにする」と明らかにした。

会社の成長に応じて年俸を破格的に上げる条件を掲げるスタートアップもある。保険管理アプリ「bomapp」を運営するレッドベルベットベンチャーズは、インセンティブを強調しながら開発人材の採用に乗り出した。

レッドベルベットベンチャーズの関係者は「まだ会社の規模が小さく、破格的な待遇は難しいため、急速に成長している会社という点から魅力をアピールしている。会社の成長に合わせた割合で給与の引き上げを約束している」とした。

資金が不足している小さなスタートアップは大学生の頃から人材を確保する戦略も使う。イベントO2Oメーカーのイベントアースのアン・ヨンハク代表は「スタートアップの立場では広告を介して良い開発者を採用することが難しい」とし「スタートアップへの就職を希望する大学生を対象とした教育プログラムに注目して、ここで人材を確保しようとしている」と伝えた。
  • 毎日経済 イ・ソニ記者 / イ・ソッキ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-11 05:44:41