サムスン電子、社長団が訪中…中国で事業展開方案さぐる


  • 去る2日、中国への宣伝出張に乗り出した李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(中央)が、社長団とともに深セン市のシャオミ販売頭に立ち寄って展示製品の動作を直接試みている。この製品はサムスン電子「ギャラクシーS9」の対抗馬としてシャオミが出したフラッグシップモデルだ。写真は左から金奇南(キム・ギナム)サムスン電子社長、黄得圭(ファン・ドゥクキュ)中国サムスン社長、李副会長、イ・ドンフン サムスンディスプレイ社長、金鍾鎬(キム・ジョンホ)顧問。 写真提供=ウェイボ



■ イ・ジェヨン副会長の「知彼知己」

サムスン電子が中国スマートフォン市場で苦戦を強いられている中で、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は中国スマートフォンメーカーのシャオミ(小米科技/Xiaomi)の現地販売店を直接訪れた。

シャオミは中国市場はもちろん、昨年の第4四半期にはインド市場でサムスン電子を抜いてスマートフォンのシェア1位に上がった。李副会長が直接敵陣に乗り込んで競合製品を触って見るだけに、サムスン電子のスマートフォン事業の「将来」は切迫した危機的状況という分析だ。

去る2日、半導体・ディスプレイの社長団を率いて中国のシリコンバレーと呼ばれる広東省深セン市に出国した李副会長は、シャオミとサムスン電子のスマートフォン店舗などを相次いで訪問した。

鳳凰網(ポンファンワン)などの現地メディアは、李副会長はシャオミの店頭では堅い表情で製品を几帳面に調べる様子だったが、サムスン電子の店舗では比較的表情が明るくなったと紹介するなど、インターネット版に現場の状況を詳しく描写して関連写真も掲載した。これらの中には、李副会長がサムスンギャラクシーS9に匹敵するシャオミ製「ミックス(MIX)2S」ホワイトバージョンを直接操作し、機能を確認する姿も捉えられた。半導体事業を統括するデバイスソリューション(DS)部門長の金奇南(キム・ギナム)サムスン電子代表取締役社長とイ・ドンフン サムスンディスプレイ社長、黄得圭(ファン・ドゥクキュ)中国サムスン社長、金鍾鎬(キム・ジョンホ)顧問(前サムスン電子社長・グローバル品質革新室長)など、副会長と同行した社長団も真剣な表情でそれらの製品を調べた。

これらの製品は、サムスン電子のギャラクシーのように小米科技を代表するフラッグシップモデルで、ギャラクシーS9と同じアプリケーション・プロセッサ(AP)を搭載しながらも、価格は25%前後安価であることが分かった。先だって電子業界は2日、李副会長の中国出張ニュースが伝えられると、「電装(自動車部品)事業に将来の機会を探し、スマートフォン事業で危機克服の解決策を模索するために出張を行ったもの」だと評価した。実際に、李副会長がサムスン電子と競合する小米科技の現地小売り店を直接確認しただけに、このような観測に力が乗せられる。

第1四半期のサムスン電子のグローバルスマートフォンの販売台数は総7820万台で、米国アップル(5220万台)と中国のファーウェイ(3930万台)に先行して1位を走っている。しかし、ここにはギャラクシーS9シリーズを繰り上げて発売した効果が反映されている。特に中国市場でサムスン電子は、事実上は「生存」の危機に直面している。市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によると昨年の第4四半期、サムスン電子の中国のスマートフォン市場シェアは0.8%に急落した。中国市場自体の需要減少の影響とともに、中国製品との価格・技術競争で大きく押された状況だ。2014年の第1四半期、サムスン電子の中国スマートフォン市場シェアは19%で1位だった。

これとともに、李副会長は世界最大の電気自動車企業である中国のBYD(比亜迪)社の王傳福(ワンチョワンプ会長と任正非(ロンジョンペイ)ファーウェイ社会長、雷軍(レイジュン)シャオミ会長などと会談し、電装・部品事業などの協力方案を議論した。

具体的な議論の内容は伝えられてはいないが、車両・モバイル用メモリーチップなどのメモリ供給が不足している状況でこれらの企業は李副会長を相手に、世界1位のサプライヤであるサムスン電子とさらに積極的な協力関係を要請したことが分かった。

サムスンの関係者は「今年の中国スマートフォン事業は二桁シェアの確保を目指している」とし、「中国市場の状況がこのような目標と比較して非常に挑戦的な状況であるだけに、(李副会長など)経営陣が現場で反騰に対する解決策を悩んだと聞いている」と述べた。
  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-05-04 17:14:44