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ミスターピザ(Mr.Pizza)、上海法人の月別売上...2年めで黒字

ピザハット店は閑散としているのに、ミスターピザ(Mr.Pizza)は 

  • ミスターピザ(Mr.Pizza)、上海法人の月別売上...2年めで黒字
「1階のピザハット店は閑散としているのに、3階のミスターピザ(Mr.Pizza)は客が列を作って待つほど」。中国の江蘇省宜興市にあるワンダショッピングモールの運営を担当しているチョンシャオティ総経理は、店の外まで列を作った客を指さしながらミスターピザの人気を説明した。

3日にオープンしたミスターピザ「宜興ワンダ店」は中国で40番めであり、上海法人が直営として運営する9番めの店だ。宜興ワンダ店はショッピングモール側が、既存の外食業者の営業実績が不振と見るやこれを閉めさせ、その場所に入店を要請したという。代わりに6ヶ月の賃貸料免除とショッピングモール内の広報懸垂幕の無料設置など、破格の待遇も提示した。チョンシャオティ総経理は、「7月の臨時オープン期間のミスターピザの売上げは、ショッピングモール内36のレストランのうちで1位になった」とし、「ピザの味が良く、厨房を公開したインテリアが客に信頼感を与えるようだ」と語る。

ミスターピザの中国事業は、7月に入って転機を迎えた。昨年3月、上海法人が進出2年めで黒字に転じたのだ。7月、上海の9つの店舗の売上げは700万元(約11億7000万ウォン)で、利益は40万元(約7000万ウォン)を出した。上海法人は年内に30店舗を追加でオープンさせる計画で、利益幅はますます大きくなる見込みだ。上海はグローバル外食業者の激戦地で、韓国企業が争って進出しているが、利益を出すところはまだ珍しい。ここで5つの外食店を運営している韓国のある企業は、毎月1億ウォンの赤字を出すと伝えられている。

ミスターピザを運営する「MPKグループ」中国総括のチャ・ヂェウン副社長は、「上海ではピザハットとスターバックスなど、グローバル外食企業が競争を繰り広げている」とし、「上海で利益を出したということは意味が大きい」と語った。ミスターピザは、上海から車で2時間の距離にある宜興ワンダ店の出店をきっかけに、今後は中国の中・小都市にも積極的に進出する計画を持っている。今月中に天津と陝西省太原市にオープンし、下半期には江蘇省揚州と塩城などにも店を開く計画だ。中・小都市は上海に比べて賃貸料と人件費負担は低いながらも、売上げは似たようなもので、利益を出すには良い営業構造だ。

ミスターピザの人気が売上げにつながったことで、大型ショッピングモールから出店要請も増えている。去る4月、ミスターピザは南京ゴールデン・イーグル百貨店に新街口站店をオープンし、売上げが高く現れるやいなや、現地流通・不動産企業からの出店要請が大幅に増えた。

6月、ミスターピザは中国内40店舗の、店舗あたりの月平均売上げは1億2000万ウォンと集計された。中国事業が弾みを付けながら、新しい心配事も生まれてきた。以前は立地や賃貸料が一次課題であったとすれば、今は店を担当する店長を確保することが課題として浮上した。

上海法人が直営する9つの店舗のうち、3つの店舗の店長は韓国人であり、6つの店舗は韓国留学経験のある中国人が店長として働いている。このため、最近MPKグループ本社はグローバル人材採用公告を出して、中国語が可能な60人あまりを選抜した。彼らは教育を受け、新たにオープンする中国店舗で店長として働くことになる。
  • 毎日経済_上海=ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-03 17:22:50




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