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「それでもW杯...」流通業界、サッカーマーケティング開始


  • 「それでもW杯...」流通業界、サッカーマーケティング開始
  • 防弾少年団がモデルとして登場した、コカ・コーラ2018ロシアワールドカップ応援グラビア。



「2018国際サッカー連盟(FIFA)ロシアワールドカップ」開幕戦がはじまり、流通・食品業界はさまざまなマーケティングを準備している。

米・北首脳会談や全国同時地方選挙などの大型の政治イベントが続き、W杯の雰囲気が例年とは同じではないが、せっかく訪れた大型のグローバルスポーツイベントをそのまま見過ごすことはできないからだ。

これまでのような大規模な応援やイベントの代わりに、割引と景品イベントなどに焦点を合わせた。食品・流通業界はサッカーやワールドカップを前面に立てるよりは、「夜食」「スポーツ」「応援」などを掲げた間接マーケティングで実利を得ようとする動きだ。

FIFAが巧妙に規制を避ける「アムブッシュマーケティング」に対する規制を強化したことで、公式スポンサーではない場合は「サッカー」「ワールドカップ」のような単語を使うことができなくなったことも、静かなマーケティングの要因だ。流通業界では夏の外出とワールドカップ応援需要を同時に狙い、輸入ビールと夜食、国別の代表飲料の割引イベントなどを進めている。

コンビニのCUは6月の一ヶ月間、サッカーファンのために「サッカーだシーユーだ」というプロモーションを進行する。主な試合が開催される午後6~9時に夜食を安く販売するプロモーションで、BCカードとNH農協カードで決済すると豚足や燻製チキン、醤油タルカンジョンなどの夜食商品13種を30%割引する。同じ期間にカカオペイで5000ウォン以上を決済すれば、1600ウォンの割引を受けることができる。 GS25は15日から、ビールとよくあう「ユーアス・トゥカツ弁当」「キューブステーキデラックス」「コーンチーズグラタン」を販売する。

ロッテマートは27日までに、世界各国の代表飲料50種を最大50%割引する「グローバル国民飲料フェスタ」を進行する。フランスの天然果汁炭酸飲料「オランジーナ」と「ロリーナ」をそれぞれ1180ウォンと2280ウォンで販売する。フランスの「ペリエ」など25種は980ウォンの一律価格で購入できる。スペインの国民チョコレートドリンク「カカオラット」は1180ウォンで販売し、すべてのドリンクは2本以上購入するとさらに10%割引する。

イーマートも27日までの2週間、輸入ビールと夜食グルメイベントを開く。チンタオビールは12本セットをクーラーバックに入れた企画商品を1万9600ウォンで販売する。バドワイザーは6本を1万2000ウォンに、レフブラウンは4缶を購入すると9000ウォンで販売する。

ワールドカップ公式スポンサーが多い酒流・飲料業界も、活発なマーケティングを広げている。

最も積極的なのはOBビールだ。 OBビールを買収したアンハイザー・ブッシュ・インベブのバドワイザーはW杯の世界スポンサーであり、カスは韓国でのW杯マーケティングを行うことができるスポンサーという利点からだ。

OBビールはパク・ムンソン解説委員を「カス名誉通信員」として委嘱して、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて試合中継を行う。またバドワイザーはW杯本大会のあいだ、韓国グループ予選日に合わせてW杯観戦パーティー「バド90」を設けて、異色のW杯観戦パーティーを楽しむことができるようにする計画だ。

昨年からのサッカー協会の公式スポンサーとして活動しているロッテ酒類は先月、韓国サッカー国家代表チームの宣伝と健闘を祈る意味をこめて「フィッツスーパークリア」スペシャルパッケージを限定発売した。キ・ソンヨン、ソン・フンミン、キム・シンウク選手の姿をダイナミックに盛り込んで人気を集めている。

国際サッカー連盟の公式スポンサーであるコカ・コーラは、ソウル市江南区のCOEXに位置するファンパークビレッジで15日から予選戦が繰り広げられる28日まで「ワールドカップ体験空間」を運営する。太極戦士を応援するゴールパフォーマンスゾーン、太極戦士らと認証ショットを撮ることができるプレーヤーゾーン、さわやかなコカコーラを思う存分楽しむことができるテイストゾーンを用意した。

韓国予選が繰り広げられる18日・24日・27日には、コカ・コーラ応援イベントも繰り広げられる。試合開始の6時間前から1日2万本ずつ、合計6万本のコカコーラを配る大規模なイベントを繰り広げる予定だ。

夜食やスナック市場もワールドカップマーケティングに乗っていた。農心(ノンシム)は「タルダリナゲット サッカーパッケージ」の限定版を出して、ワールドカップの熱気が最高潮をなす7月中旬までに限定販売する予定だ。

食品業界の関係者は、「いまのところ過去のワールドカップのような熱気がなくて心配な部分もあるが、開幕戦を起点に少しずつ雰囲気が生き返り幸いだ」とした。
  • 毎日経済_イ・ユンヂェ記者/イ・ユジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-14 17:24:20




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