トップ > 数字経済 > 統計 > 韓国の30代、40代 中間層の消費パターン...教育費の負担↑

韓国の30代、40代 中間層の消費パターン...教育費の負担↑

現代経済研究院「韓国家計のエンゲル係数特徴と示唆点」 

暗鬱な社会的雰囲気に低迷した消費回復のために政府が積極的に乗り出している。しかし、最近発表された資料によると、脆弱な中間層と教育費増加で消費余力が落ちていることが明らかになり、回復が容易ではないことを示唆した。

現代経済研究院は「あなたは中間層ですか」で国民が考える中間層の基準を提示したのに続いて、「韓国家計のエンゲル係数特徴と示唆点」を発表し、韓国内中間層の不安消費者心理を代弁した。

エンゲル係数は、18歳未満の子供と居住し、教育・保育費を支出している世帯を「エンゲル世帯」と定義して推計した。エンゲル係数分析によれば、中間層の教育・保育費負担が最も高かった。エンゲル世帯の所得5分位のうち中間層に属する4分位(18.6%)と3分位(18.2%)のエンゲル係数が高所得層の5分位(17.5%)に比べて高いことが分かった。

特に、30代、40代、高学歴、女性世帯で教育・保育費の支出負担が高かった。年齢別では30、40代のエンゲル係数は17.8%で最も高く、学歴別では、大学院以上の世帯のエンゲル係数が20.0%で最も高く、所得と教育水準の相関関係を立証した。

何よりも、このような数値は、中間層の教育・保育費の負担が高所得層に比べて高いことを示すもので、中間層の所得に比べ消費の安定がなされていないことを示唆している。教育費負担の変化の推移をみると、2000年~2010年には3分位のエンゲル係数が5分位よりも小さかったが、2013年には3分位のエンゲル係数が5分位よりも高くなった。これは、中間層の教育・保育費の負担が以前よりも拡大されたことを示している。

教育・保育費支出額は、2000年に5分位1分位の2.7倍だったが、2013年には2.4倍の格差が縮小された。これは、所得水準に比べて、低所得層エンゲル世帯の教育・保育費支出の負担がそれだけ大きくなったことと現代経済研究院は分析している。
  • シークニュース_ハン・ソクイン記者
  • 入力 2014-06-16 11:26:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア