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LG化学、初の「グローバルトップ10」


  • LG化学、初の「グローバルトップ10」

LG化学は世界の化学企業ランキングで国内企業としては初めて10位圏に進入する、新たなマイルストーンを打ち立てた。持続的で果敢な投資を通じた競争力の強化に邁進してきた朴鎮洙(パク・チンス)LG化学副会長(写真)の「馬鹿力経営「が光を放った結果だという分析だ。

LG化学は31日、米国化学学会(ACS)が発行する専門誌「C&EN(ケミカル・エンジニアリングニュース)」に掲載された世界の化学企業ランキングで10位になった。 C&ENは毎年、主要な化学企業の売上げおよび営業利益の規模と増減率を総合分析して「グローバルトップ50」を発表している。

グローバル石油化学メーカーのランキング1位は独BASF社が占め、ダウデュポン(DowDuPont、米国)とシノペック(Sinopec、中国)、SABIC(サウジアラビア)、イネオス(INEOS、英国)などが続いた。

国内化学メーカーの中で最高の成績を収めたLG化学は昨年よりも2ランク上昇し、国内企業では初めて10位以内に入った。アジアの企業の中では、中国・シノペック(3位)、台湾・台湾プラスチック(6位)、日本・三菱ケミカル(9位)に続き4回めだ。今回の「グローバルトップ50」リストにはLG化学のほか、ロッテケミカル(22位)とSKイノベーション(38位)など、国内の石油化学企業も多数名を連ねた。

C&ENはLG化学に対して、「バッテリー事業などの成長傾向で研究開発人材を2020年までに6300人のレベルに拡大する計画」だとし、「中国ファユコバルトとジョイントベンチャーを設立し、電気自動車用バッテリーの陽極材需給を確保するなど、投資も活発に行っている」と評価した。 C&ENはまた、「LG化学は材料・バイオなどの新事業を含むすべての事業領域で、世界の碩学を対象にイノベーションコンテストを開催して賞金15万ドルほどを支給するなど、新たな領域の拡大に積極的に乗り出している」と付け加えた。

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今年の第2四半期、史上初めて四半期売上げ7兆ウォンを突破したLG化学は、今年は良好な実績を継続する展望だ。

LG化学は最近の実績発表で、今年の第2四半期(4~6月)の連結売上高は前年同期比で10.5%増の7兆519億ウォンを記録したと発表した。原材料価格の高値傾向にもかかわらず基礎素材部門の高付加価値製品の売上げ増大と、バッテリー部門の史上最大の売上げ達成に支えられ、良好な実績を記録したというのが会社側の説明だ。電気自動車の販売拡大による自動車用バッテリーの売上げ増加と、小型バッテリー市場の拡大などが史上最大の売上を導いたという分析だ。

LG化学の最高財務責任者(CFO)であるチョン・ホヨン社長は、「原油価格・為替レートの変動とグローバル貿易紛争など、対外の不確実性が依然としてある」としながらも、「基礎素材分野の事業構造の高度化と車両用バッテリーを中心にした売上拡大など、成長の加速は続くものと見られる」と予想した。

LG化学は競争力強化のために、今後2~3年間は大規模な設備投資を継続する計画だ。 LG化学は、当初の目標にした3兆8000億ウォンの施設投資額を上回る4兆ウォン台の初・中期投資額を執行するものと予想している。最近では基礎素材分野の事業構造高度化のために2兆8000億ウォンを投資して、麗水ナフサ分解施設(NCC)と高付加価値ポリオレフィン(PO)をそれぞれ80万トン増設する計画も明らかにした。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-31 17:33:06




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