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斗山インフラコア、第2四半期の営業利益1455億...ボブ キャット(Bobcat)が77%貢献

斗山インフラコア、ボブ キャット(Bobcat)R&Dセンター竣工 

  • 斗山インフラコア、第2四半期の営業利益1455億...ボブ キャット(Bobcat)が77%貢献
  • 米国ノースダコタ州ビスマルクに竣工されたボブ キャット(Bobcat)の最尖端研究開発センター「アクセラレーションセンター」。

昨年まで実績不振に陥っていた斗山インフラコアが新しく飛翔している。今年に入り、2四半期連続で良好な実績を収める一方で、米国と仁川、中国に尖端研究開発(R&D)センターを相次いで竣工し、投資にも拍車をかけている。

斗山インフラコアの小型建設機械部門「Bobcat(以下、ボブキャット)」は7日、米ノースダコタ州ビスマルク事業所に最尖端のR&Dセンター「アクセラレーションセンター」を竣工したと明らかにした。このセンターはボブキャットの新技術開発と技術革新を担当する複合研究施設だ。2800万ドルを投資して、地上2階・延べ面積1万8000平方メートル規模で建設された。

最尖端の装備とソフトウェアを通じて、アイデアの導出から試作品製作、コンピュータシミュレーションテストまで一度に遂行でき、新製品の開発を短期間で集中的に推進できるというのが会社側の説明だ。8万9000平方メートル規模の野外機器試験場が設置され、さまざまな条件での試作品テストも可能だ。

斗山インフラコアはこれに先立ち、先月30日にも仁川工場にグローバルR&Dセンターを竣工するなど、ここ2年間で韓国と米国や中国に、R&Dセンター3ヶ所とデザインセンター・大型工作機械工場を相次いで竣工した。朴容晩(パク・ヨンマン)斗山会長が、「世界経済の回復期に備えて‘計画的準備’を行わなければならない」と何度も強調してきたことを実践したわけだ。先月にはボブキャットのローダー生産100万台記録を立てることもした。1958年のローダー初生産以来、56年ぶりの大記録だ。昨年までの実績不振に苦しんでいた斗山インフラコアは、最近になって確実に変化した姿を演出している。

斗山インフラコアは今年の第2四半期に売上げ2兆1133億ウォンを記録し、前年同期との対比で3.1%減少したが営業利益は1455億ウォンで、同期間に20%増加した。純利益は792億ウォンを上げ、194億ウォンの赤字を記録した前年同期との対比で黒字転換した。直前の四半期と比較すると、売上げは16.8%で営業利益は47.1%、純利益は4300%も増加した。

実績改善はボブキャットが主導している。北米とオセアニア地域の建設景気が好転して、高付加価値製品の販売が増えて良い成績表を得た。第2四半期のボブキャットホールディングス(DIBH)の北米・オセアニア市場の売上げは5651億ウォンで、前年同期との対比で7.7%増加した。ヨーロッパと中央アジア・アフリカ地域もまた、欧州連合(EU)の景気回復勢で小型のみならず中装備の販売量が増えて、前年同期よりも8.9%増の3029億ウォンの売上げを記録した。一方、中国とアジア・新興市場では、建設景気低迷の長期化で売上げが減少して「玉に瑕」として残った。

2007年、斗山インフラコアはボブキャットを49億ドルで買収した後、過酷な対価を支払うこともあった。当時、韓国企業の海外買収・合併(M&A)の中で最大規模だったが、翌年の世界的な金融危機で海外建設景気が直撃弾を受け、赤字を続けた。しかし、米国の建設景気の回復が始まり、2010年の第3四半期以後にボブキャットは黒字転換に成功し、斗山インフラコアの実績改善の一等功臣となった。昨年、ボブキャットは売上げ3兆5825億ウォン、営業利益2836億ウォンを記録した。斗山インフラコア全体の売上げのうちの約半分、営業利益の77%をボブキャットが占めた。ボブキャットの上場時期も関心事だ。斗山グループの関係者は、「去る5月、17億ドル規模の借り換え(債務再調整)を完了したので、急ぐことはない」と語った。
  • 毎日経済_イ・ホスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-07 17:27:48




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