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韓国製医療機器、中国で人気…フィラーとインプラントが牽引


  • 韓国製医療機器、中国で人気…フィラーとインプラントが牽引
  • 国産医療機器の対中国輸出の推移


成形・歯科などの医療機器分野の企業が中国市場を集中攻略している。中国の医療機器市場は主に現地の企業が中低価格市場を掌握し、高価格製品市場は外国企業が主導しているが、韓国企業が高い技術力を土台に高額医療機器の市場シェアを拡大している。

20日の関連業界によると今年、国内医療機器メーカーが中国市場への進出を拡大し、中国が米国を抜いて韓国産医療機器の最大輸出国として浮上する見通しだ。輸出の双頭馬車は歯科用インプラントと成形用フィラーだ。

中国は毎年2桁成長を続けている、世界最大のインプラント市場だ。中国のインプラント市場は2015年の1億2000万ドル(約1267億ウォン)から、2023年には5億ドル(約5280億ウォン)規模に拡大する見通しだ。この分野の国内1位企業オステムインプラントは昨年、香港を含む中国地域での販売で737億ウォンを記録した。強い「サード」逆風にもかかわらず、2016年(504億ウォン)よりも売り上げは46%以上も急増した。インプラント業界の関係者は、「インプラントの内需市場はすでに国産品のシェアが90%に達する」とし、「各企業が中国市場を狙うしかない理由」だと説明した。

2013年に中国に進出して韓国産のフィラーを中国に初めて披露したLG化学は昨年、フィラー製品(YVOIRE)だけで売上げ450億ウォンを記録した。国内企業のヒューメディクス(HUMEDIX)は、フィラー主材料の一つであるヒアルロン酸で作られた製品「Elravie(エラヴィエ)」を中国に輸出している。国産フィラーの輸出額は、2016年の1613億ウォンから昨年は2124億ウォンに31.7%増加した。中国の成形市場が成長し、中国に対する輸出が急増(39.7%)したおかげだ。食品医薬品安全処によると昨年、国産医療機器の中国に対する輸出額は5億900万ドル(約5723億ウォン)に達した。米国に対する輸出高5億1200万ドル(約5756億ウォン)にせまる数字だ。

傾向的に中国に対する輸出規模が大きくなっているので、今年は中国が国内医療機器の最大輸出国として浮上する可能性が高いという診断だ。昨年、国産医療機器の対米輸出は2016年よりも2.1%増にとどまった一方で、中国に対する輸出は14.3%急増した。

医療機器を含めて、食品・化粧品分野の国内企業の中国輸出の障害のひとつであった衛生許可条件が最近になって緩和されたことも、医療機器の中国に対する輸出拡大に力を与える見通しだ。中国に輸出するために、現地で行わなければならなかっ中国の衛生許可・認証手続きが国内でも可能となり、これまでは6ヶ月から1年以上かかるとされた認証手続きが大幅に簡素化するものと思われる。
  • 毎日経済_ソ・ヂヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-20 19:41:45




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