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最高級SUV「GV80」発売...現代自、業績回復に速度加える


  • 最高級SUV「GV80」発売...現代自、業績回復に速度加える
  • GV80コンセプトカー


現代自動車は来年、高級ブランド「ジェネシス」の主力モデルを相次いで発売し、業績回復に速度を加える。 9月にジェネシス初のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)「GV80」が出撃することに続き、セダンG80のフルモデルチェンジも登場する。

ジェネシスブランドの強化で、不振の沼に落ちた現代自動車グループが業績反騰のチャンスを整えるか注目される。

4日の自動車業界によると、現代自動車牙山工場は今月初めにジェネシスSUV「GV80」に搭載されるエンジンを生産するための設備工事を終えた。

来年9月の本格出荷を控えて、事前生産を通じてエンジンの性能をテストするためだ。現代自動車はGV80の生産を開始して以後、早ければ来年の下半期から蔚山2工場で本格的に量産を開始する計画だ。昨年4月にニューヨークモーターショーで公開したコンセプトカーのデザインをほぼそのまま継承することが伝えられ、国産初の超高級SUVに対する期待感もさらに高まっている。

最近、メルセデス-ベンツ、BMW、アウディ、ボルボだけでなく、ロールスロイスやベントレーなどの超高級ブランドでも相次いでSUVを発売し、高級SUVの需要は高まっている状況だ。国内で公開されたGV80コンセプトモデルは高級感のあるグリル(前面通気口)に、陶磁器を思わせるような車体を備え、「このまま出てきたならば現代自動車のデザイン革命になるだろう」という評価が主だった。

GV80の本格出撃とセダンモデルのジェネシスG80もフルモデルチェンジで、高級車市場の援軍に乗り出すことが予想される。 G80の新型車種にはガソリン・ディーゼルだけでなく、ハイブリッドシステムを搭載したマイルドハイブリッドモデルを追加することが分かった。

現代自動車がジェネシスの新車発売に力を集中する理由は、何よりも業績回復が切実だからだ。「末っ子」の「G70」は先月までに国内市場で累積8846台を販売した。月の平均販売台数は1000台で、今年の第1四半期に比べて売上減少がはっきりし、年間の国内販売目標である1万5000台の達成も警報が鳴った。

上位モデルのG80とEQ900もそれぞれ2万5547台と6051台を販売し、前年比で二桁の下落を見せた。

米国市場でのジェネシスブランドの7月までの累積販売台数は7877台を記録し、前年同期に比較して31%も下落した。現代自動車が来年度の重量感のある新車2モデルに期待をかける理由だ。

業界ではジェネシス「G2」の出撃でセダンとSUVの両市場ともに、良い成績を記録できるものと見込んでいる。高級車種の市場がますます大きくなっているだけに、G80とGV80の成功可能性も高いという分析だ。
  • 毎日経済_カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-09-04 19:22:15




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