トップ > 数字経済 > 経済 > 韓・日貿易、金融危機後で最低...携帯電話・石油製品の輸出急減

韓・日貿易、金融危機後で最低...携帯電話・石油製品の輸出急減

韓・日外交の破局...韓国経済打撃 

  • 韓・日貿易、金融危機後で最低...携帯電話・石油製品の輸出急減
韓国と日本が経済的にも遠くなっている。過去史問題などに触発された政治的な冷却期が、経済的な冷却期に拡散している。

二国間の交易は減り続けて、両国国民の間で相手国の製品に対する嫌悪感は増幅されている。地域や産業間で密接な関連がある二国間の経済交流が減りつつ、経済的被害を懸念する声も高まってきている。

13日、産業通商資源部などによると、今年の上半期の韓・日間の輸出と輸入を合わせた交易額は429億ドルで、前年の同じ時期よりも9.8%減少した。上半期の交易高は金融危機直後の2009年(319億ドル)以来最も低いレベルであり、昨年の交易高の946億ドルに比べて45%程度のレベルに過ぎない。これによって韓・日交易高は2011年以降、3年連続で減少する見込みだ。

今年上半期の対日輸出は5.4%減少し、輸入は12.2%も減少した。輸出の減少は、まず日本のアベノミクスによる円の切り下げで、韓国の輸出競争力が下落したことが原因とされる。日本に依存していた製造業部品の国産化が進むにつれて、この部門の輸入が減った点が輸入減少の原因だ。しかし、経済的な要因のほかに、両国間の政治関係が悪化しつつ、相手国商品に対する拒否感が広がったことも原因としてあげられている。実際、他の国では旋風的な人気を集めているサムスンGALAXYフォンが、日本ではさっぱりだ。GALAXYよりiPhoneの人気がはるかに高いからだ。このような雰囲気を反映し、スマートフォンを含む無線通信機器の対日輸出は、上半期中に12.8%も減少した。韓国も日本から輸入している量を大幅に減らした。対日輸入品目のうちで半導体が15.6%減少しており、一般機械(12.9%)、鉄鋼(11.9%)なども輸入が大幅に減った。

観光など韓・日間の人的交流も凍り付いた。韓国を訪れる日本人観光客は、昨年にくらべて21%も急減した。韓国訪問に対する選好度が減ったことが原因だ。一方で韓国は、中国からの輸入品目は大きく増えている。2009年の1409億ドルから2010年に1884億ドル、2011年に2206億ドルに急激に跳ね上がった韓・中交易高は、昨年には2289億ドルで史上最高を記録した。今年上半期の貿易高は1132億ドルに達した。
  • 毎日経済_東京=ファン・ヒョンギュ特派員/ソウル=ノ・ヨンウ記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-13 17:42:14




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア