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現代ウィア、4輪駆動の制御部品を量産


現代ウィアは電子制御4輪駆動(AWD)の統合制御部品を国内で初めて量産する。現代ウィアは12日、地形条件に応じて最適の駆動力を自動車の四輪に配分する、AWD制御部品「電子カップリング」を開発し、量産を開始したと明らかにした。

これまで国内のAWD車に使われる電子カップリング制御技術は、全量を海外技術に依存してきた。しかし、現代ウィアは国内で初めて開発・量産に成功し、11日に発売した現代自動車の大型スポーツ多目的車(SUV)「パリセード(PALISADE)」に最初に装着した。

現代ウィアはグローバル市場を攻略して、2024年までに年間70万個以上の電子カップリングを量産する計画だ。電子カップリングは4輪駆動車の動力配分を定める重要な制御部品だ。路面と走行状況を自ら判断して前輪と後輪に最適の駆動力を伝達する。平地を走るときは前輪にすべての動力を集中し、雪道や砂地などの険路は後輪に動力を分けて、安定して走行するように助けてくれる部品だ。

現代ウィアの電子カップリングは「悪路走行モード(Multi Terrain Control)」を適用したことが最大の特徴だ。エンジン・変速機・ブレーキシステムと電子カップリングの有機的な協調制御で、すべての路面で前・後輪に最適の動力を伝えるようにした。こんかい量産する電子カップリングは、△滑りやすい雪道の走行を支援する「スノーモード」、△砂地走行に最適なトルクを供給する「サンドモード」、△泥路でも安定したグリップを発揮する「泥モード」などの3つのタイプの悪路走行モードを提供する。

現代ウィアは電子カップリングの反応速度も最大化した。毎秒100回の演算で走行状況が変わることを感知して、0.15秒以内に最適な駆動力を車輪に配分するようにした。スノーモードで雪道走る際に前輪が滑った時は車輪の滑走程度を0.15秒以内に判断し、後輪に駆動力を集めて脱出を助けるという式だ。

現代ウィアは2年以上、海外の主要な悪路でテストを実施し、品質レベルを最高に引き上げた。現代ウィアの関係者は「どんな路面、どんな走行状況でもドライバーを満足させることができるだろう」と説明した。
  • 毎日経済_ムン・ヂウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-12-12 19:04:56




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