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サムスン電子「新しい半導体市場の創造」を強調


李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は4日、京畿道龍仁市の器興事業場で半導体・ディスプレイなどの部品担当社長団に会い、「新しい半導体市場を創造しよう」と強調した。去る2日、文在寅(ムン・ヂェイン)大統領主宰の始業式、3日の5世代移動通信(5G)の生産ライン可動式に続いて半導体まで、己亥年は早々に広幅な歩みで現場経営を続けている。

サムスン電子によると李副会長はこの日、器興事業場でサムスン電子半導体・部品(DS)部門とサムスンディスプレイなどの経営陣に会って事業戦略を議論した。この席には李副会長はもちろん、金奇南(キム・ギナム)DS部門代表取締役副会長、秦教英(チン・ギョヨン)メモリ事業部長社長、鄭殷昇(チョン・ウンスン)ファウンドリ事業部長社長、カン・インヨプ システムLSI事業部長社長、李東燻(イ・ドンフン)サムスンディスプレイ代表取締役社長などが参加した。

李副会長は社長団に向かって、「メモリー半導体市場の停滞を克服することができる継続的な技術革新と、電装用半導体、センサー、ファウンドリなどのシステム半導体事業の競争力強化を推進しなければならない」と強調した。特に李副会長は「第4次産業革命の時代を迎え、新たな半導体市場を創造していこう」と呼びかけた。半導体業況が鈍化している中で、電装などの新しい領域の開拓を通じて危機を克服しようと注文した。

昨年8月にサムスン電子は電装部品を中心半導体の人工知能(AI)・5G・バイオをサムスンが攻略する `4大未来成長事業`に選定している。当時、サムスン電子は、この事業など総180兆ウォンを投資すると発表した。この日は李副会長が半導体と関連し、「新たな市場を創造しよう」と重ねて強調したことにより、半導体事業はメモリ中心から急速に多様化するものと予想される。

これまでサムスン電子DS部門は自動車半導体市場が大きくなると予測して、関連事業に力を入れている。市場調査会社のIHSによると、2018年の世界的な自動車半導体市場は370億ドル(41兆ウォン)と推定され、2022年には553億ドル(62兆ウォン)規模に成長すると観測される。現在の市場はシェア順に、蘭NXP社(19%)、独インフィニオン社(16%)、日ルネサスエレクトロニクス社(15%)などが主導しており、サムスン電子が攻略する余地が多いというのが内部の判断だ。

李副会長は昨年、数回にわたって米国・カナダとヨーロッパをまわってAI研究開発(R&D)の人材を迎え入れるなどAI事業を陣頭指揮してきたが、今年に入って他の事業に歩幅を拡大している。先立って3日、李副会長が「4大未来成長事業」のひとつに選定した5Gネットワーク通信機器の生産ライン可動式に直接参加したことがその代表だ。この日、李副会長は高東真(コ・ドンヂン)IT・モバイル(IM)部門代表取締役社長、盧熙讃(ノ・ヒチャン)経営支援室長社長、チョン・ギョンフン ネットワーク事業部長副社長などとも戦略を議論したことがある。 5Gが自律走行車とモノのインターネット(IoT)、ロボット、スマートシティなどのさまざまな事業を可能にする核心的要素であると同時に、新たな成長動力であるからだ。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-04 19:36:17




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