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韓国銀行、基準金利引き下げ...政府と政策共調を強固に

15ヶ月ぶりに0.25%P引き下げ 

  • 韓国銀行、基準金利引き下げ...政府と政策共調を強固に
韓国銀行金融通貨委員会が15ヶ月ぶりに、基準金利を電撃的に引き下げた。政府の大規模な景気刺激策を支援する「最後のパズル」が合わさったわけだ。基準金利の引き下げを事前に予想していた金融市場は淡々とした反応だ。

14日、韓銀金融通貨委員会は本会議を開き、基準金利を2.5%から2.25%に、0.25%ポイント引き下げることを決定した。昨年5月以来、15カ月ぶりに行われた金利調整であり、基準金利は2010年11月以来、3年10カ月ぶりに最低水準に下がった。今回の基準金利決定では金融通貨委員会の7人のうち6人が利下げを、1人が凍結をそれぞれ主張した。李柱烈(イ・ヂュヨル)韓国銀行総裁は、「セウォル号事故の影響で萎縮した内需の改善が不十分で、経済主体の消費・投資心理も引き続き不振の様相を見せた」とし、「今回の措置だけで(消費不振を)解消することは難しいが、心理の改善で景気回復のモーメンタムを与えるだろうと期待する」と語った。

これによって、市中銀行の預・積立金と融資金利も続々と下落すると予想される。債券市場での債券金利は弱保合傾向を記録した。李韓銀総裁が追加の金利引き下げに慎重な態度を見せたことによるものと解釈される。

特に今回の金利引き下げは政府と政策共調を強固にするという点で、象徴的な意味が大きい。来年までに41兆ウォン台の多額の金をばらまく政府としては、流動性の供給が絶対的に必要な状況だった。

韓銀は、0.25%ポイントの金利引き下げを断行すると、初年の経済成長率は0.05~0.1%ポイント程度上昇する効果があると分析した。

周亨煥(チュ・ヒョンファン)企画財政部1次官は、「韓銀が難しい経済状況に対する認識を政府と共にして、金利を引き下げたことを歓迎する」とし、「金利引き下げは政府の財政補強と内需活性化政策と相まって、景気回復のためのシナジー効果を出すだろう」と説明した。追加利下げの可能性については、李総裁は「政策効果を見まもりつつ、経済主体の心理がどのように変わるか、家計負債にどんな影響を与えるかなど、すべての指標を考慮して適切に対応するつもり」だと慎重な見方を表明した。
  • 毎日経済_チェ・スンヂン記者/ペ・ミヂョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-14 17:32:33




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