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数字経済 > マーケティング > フランシス教皇の儀典車両、起亜車「ソウル(Soul)」永久保存
フランシスコ教皇が訪韓期間中、公式儀典車両として乗ったソウル(Soul)が国内で永久展示される。
17日、起亜自動車によると、フランシスコ教皇が訪韓期間中に乗って通ったソウルを起亜車の国内営業本部があるソウル江南区鴨鴎亭洞の展示場に展示することを検討している。起亜車の関係者は、「教皇庁の要請通り、商用目的では活用しないが、教皇の専用車であった象徴性を勘案してこのように推進している」と述べた。
普段、質素な生活を強調してきたフランシスコ教皇が「韓国で生産される最も小さい車に乗りたい」と要求したことにより、教皇訪韓準備委員会側はソウルを「ポープモービル」に指名し、起亜車は光州工場で生産された排気量1600㏄のニューポートブルー色のソウルの新車を儀典車として提供している。教皇の今回の訪韓日程の間、ソウルに乗って降りる姿が全世界の多くのメディアを通じてリアルタイムで報道され、起亜車は莫大な直接的または間接的広告効果を享受した。
フランシスコ教皇は、雨が降ったり止んだりする悪天候にも関わらず、17日、ヘリコプター便で忠清南道瑞山市の海美(ヘミ)殉教聖地を訪問した後、現地でソウルを移動車両として使用した。
起亜車は教皇が韓国を去った後、公式儀典車両を永久展示する計画だが、教皇庁の要請を受けれてソウルの広告や販促に「教皇儀典車両」という文面や内容を直接挿入することはしない方針だ。
韓国自動車産業協会によると、ソウルは去る7月、総2万3145台が輸出され、国内で生産された車種の中で最も多く輸出されたモデルとして集計された。