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SK、独自開発のてんかん新薬を欧州へ輸出


SKは独自に開発したてんかんの革新的な新薬をヨーロッパに技術輸出する。

SK(株)の100%子会社であるSKバイオファーム(SK Biopharmaceuticals)は14日、てんかん新薬候補物質の「セノヴァメイト(Cenobamate)」について、欧州で商業化を進めるためにスイスのアベルテラピューティクス(Arvelle Therapeutics)社と技術輸出契約を締結したと明らかにした。国内の製薬・バイオ業界の技術輸出は、今年に入って柳韓洋行(ユハンヤンヘン)とGC緑十字(CGノクシプチャ)に続き3回目だ。

SKバイオファームが締結した契約の総額は、商業化の成否とは無関係に返還条件のない先契約金1億ドルを含め、臨床・市販許可などの目標達成に応じたマイルストーンを合わせて5億3000万ドル(約6000億ウォン)に達している。

ヨーロッパ地域で行われた、中枢神経系の技術輸出の中では最大規模だ。そのうえ製品の販売を開始すると、売上げの規模に応じたロイヤルティ収入も追加で得られると会社側は説明した。 SKバイオファームはアベル社の新株の相当量を取得できる権利も確保した。

セノヴァメイトはSKバイオファームが2001年に候補物質探索を開始して、米国で臨床3相まで終えた後の昨年末、米国食品医薬品局(FDA)に販売許可を申請した革新的な新薬だ。 SKバイオファームが米国やヨーロッパなど、海外市場への進出を念頭に置いて独自に開発を進めた。

セノヴァメイトは来る11月に米国で市販許可を受ければ、2020年から米国法人であるSKライフサイエンスを通じて現地販売を行う予定だ。

米国とは異なって欧州市場への進出のために、外国のパートナー社と提携する方式を選択した。スイスに本社を置くアベルはSKバイオファームが米国で確保した臨床データをもとに、欧州医薬品局(EMA)に新薬の販売許可申請書を提出する予定だ。 EMAの販売許可がおりれば、セノヴァメイトは英・独・仏・スイスなどヨーロッパの32カ国に販売される。
  • 毎日経済_キム・ビョンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-02-14 18:04:22




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