トップ >
数字経済 > マーケット > PCの復活で関連部品業界も特需...PCはさらに薄く軽くより長く
タブレットPCに押されて命脈が尽きたと思われたPC市場が、これ見よがしに生き返っている。スマートフォンやタブレットPCの技術力をそのまま伝達されて後、より軽くて薄く、バッテリーもより長持ちするPCが登場し、新たな旋風を予告している。
21日、市場調査会社「ガートナー」によると、第2四半期の世界PC出荷台数は7580万台で、昨年の第2四半期よりも0.1%増えた。出荷量が伸びたのは2012年以来で初めてだ。
業界ではPCが再び立ち上がる理由として「変身」をあげている。IT業界の関係者は、「薄くて軽いタブレットPCが登場してPC市場を蚕食し始めたが、タブレットPCの性能がノートパソコンに及ばず、ノートパソコンはタブレットPCのレベルに薄く軽くなり、人気を盛り返している」と語る。LG電子のノートパソコン「グラム(Gram)」の場合、重さは1キロにも満たない980グラムのレベルだ。厚さは13.6ミリに減少した。サムスン電子の「アティーブブック9(ATIV Book 9)」は厚さが14.9ミリだ。重さは1.78キロだが、バッテリーの持続時間が14時間に達する。
Google Chrome オペレーティングシステム(OS)ベースの「クロームブック(Chromebook)」の善戦も、PC市場の成長に一役買っている。
価格競争力も無視できない。中国と台湾は20万~30万ウォン台のノートパソコンの製品を投入し始めた。性能はこれまでの製品に比べて大きく遜色はないが、タブレットPCと比較すると価格は3分の1のレベルだ。
PCの復活で関連部品業界も特需を享受している。DRAM価格の上昇は、PCの販売量増加と直接関連している。「DRAMエクスチェンジ(DRAMeXchange)」によると、DDR3 4Gb(ギガビット)DRAMの先月末の固定取引価格は3.69ドルで、半月前に比べて5.43%上昇した。