現代自とLG化…電気自動車での協業が結実

HLグリーンパワーの実績好調 


2007年に平壌で開かれた南北首脳会談に鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長と、故具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長が訪朝団の一員として故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に随行した。二人の総帥は当時、ちょうど芽生えはじめていた電気自動車と自律走行車などの、未来自動車の時代に対して虚心坦懐に話を交わした。彼らは本格的な完成車企業である現代自動車グループと、自動車電装部品で新しい金脈を探していた情報技術(IT)企業のLGグループのコラボレーションが切実だということで意気投合した。平壌から帰ってきた二人の会長は、経営陣に「現代自動車とLGがともに、きちんとした電気自動車を作って見よう」という特命を下した。

2010年、現代モービスとLG化学が合作した電気自動車用バッテリパックメーカー「HLグリンパワー」はこのようにして発足した。現代・起亜自動車の電気自動車の販売が世界的に急激に増えて、昨年は10大電気自動車メーカーのリストに名前をあげた中で、HLグリンパワーの売上げも垂直上昇している。今年、現代・起亜自動車の電気自動車の販売台数10万台突破が確実視され、HLグリーンパワーの年間売上げも1兆ウォンに達するだろうという期待が出てくる。鄭夢九会長と具本茂会長が一緒に植えた、未来自動車事業が実を結んだわけだ。

7日の現代自動車などによるとHLグリーンパワーは昨年、年間売上げ7577億ウォンと営業利益61億ウォンを達成した。 2017年の売上げ4422億ウォンと営業利益45億ウォンと対比すると、それぞれ71%と35%増加した。現代モービスとLG化学がそれぞれ51%と49%の株式を投資して設立したHLグリーンパワーは、ずっと売上げ1000億ウォン台をめぐっていたが、2016年から3年のあいだに売上げは7.5倍に増える爆発成長を記録している。

HLグリーンパワーは、LG化学からリチウムイオン電池のセルの供給を受けて電気自動車用バッテリーパックを製造し、現代モービスに納品する。バッテリーパックは再びモジュールの形で、現代・起亜自動車のプラグインハイブリッド車(PHEV)と純粋な電気自動車(EV)などに搭載される。

現代自動車グループとLGの次世代バッテリーパックの研究開発(R&D)もまた、HLグリーンパワーの任務だ。特に今年は現代モービスの電気自動車関連の売上げが大幅に増えて、HLグリーンパワーの売上げの伸びも加速し、年間売上高1兆ウォンにせまるだろうという見通しだ。現代モービスの今年の第1四半期の電気自動車用バッテリーシステムなど電動化部門の売上高は5746億ウォンで、前年同期(3036億ウォン)に比べて89.3%急増した。

HLグリーンパワーが成長軌道に上がったのは、現代・起亜自動車が2016年からPHEVとEVの発売を積極的に増やし、世界のエコカー市場に全方位に広がっていった影響が大きい。電気自動車市場調査機関の「EVセールス」によると、昨年に現代・起亜自動車はPHEVとEVを合わせて総9万860台(現代自動車5万3114台・起亜自動車3万7746台)を販売して、初めて10大電気自動車メーカーになった。 2016年の1万3000台から2017年は4万7000台に、販売増加傾向は著しい。 EVセールスは「今年は現代自動車単独でのみ6万台を超える電気自動車を売ることを期待する」とし、現代・起亜自動車を合わせると10万台以上の電気自動車を販売するだろうと見通した。

自動車業界は、現代・起亜自動車が米テスラモーターズや中BYD(比亜迪)などに比べ、電気自動車市場では比較的後発だったのにすばやい速度で打っていくことができた要因としてバッテリの性能を挙げる。自動車業界の関係者は、「2000年代から電気自動車用バッテリーに積極的に投資してきたLG化学は、世界最高水準のバッテリー競争力を認められている」とし、「内需・輸出用ともに搭載されるLG化学製バッテリーに加えて、現代自動車グループが持つ電気自動車システムメーカーとしての力量が結合して相乗効果を出したものと評価する」と説明した。

最近、HLグリーンパワーは現代・起亜自動車の電気自動車の需要増加に備え、生産設備の増設投資計画も発表した。同社は先月28日、忠清北道・忠州市と327億ウォン台の工場増設投資協約(MOU)を締結した。来る11月の竣工を目標に、既存の忠州工場の遊休地に6729平方メートル規模のバッテリーパック生産設備を増設し、従業員130人を追加で雇用するという目標だ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-06-07 23:36:59