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釜山のランドマーク、釜山国際金融センター(BIFC)竣工

韓国去来処など6つの機関が移転...近隣の釜山銀行・技術保証基金本社ともシナジー 

  • 釜山のランドマーク、釜山国際金融センター(BIFC)竣工
  • ]朴槿恵大統領が22日、釜山市門覬洞(ムニョンドン)の「釜山国際金融センター(BIFC)」竣工式に出席し、記念テープを切っている。左から徐秉洙(ソ・ビョンス)釜山市長、朴大統領、 申斉潤(シン・ヂェユン)金融委員長、李柱烈(イ・ヂュヨル)韓国銀行総裁。 [キム・ヂェフン記者]

釜山の中心と言える西面(ソミョン)を過ぎると、スカイラインの上にそびえる超高層ビルが目をひきつける。

地上63階・高さ289メートルの「釜山国際金融センター(BIFC)」で、金融中心地・釜山を象徴する。ソウル市汝矣島の「63ビル」よりさらに40メートル高く、国内最高の高さのオフィスビルだ。韓国去来処(Korea stock exchange)など、12の機関が今年の年末までにここに新しい巣を構えることになる。

BIFCは釜山南区門覬洞一帯の中心に位置している。この地域はわずか5年前はだだっ広い辺ぴな所だったが「ムニョン金融団地」に指定され、新しい建物が建ってほんらいの姿を整えつつある。

まずBIFCの近くには技術保証基金(Korea technology finance corporation)本部と韓国銀行釜山本部の新築ビルが、それぞれ2011年5月と昨年7月に入居を終えた。釜山銀行の新社屋も工事を終え、10月中旬に竣工式を開く予定だ。

ムニョン金融団地の核心である釜山国際金融センターは4年にわたる工事の末、22日に竣工した。地下3階・地上63階で、総面積は19万7169平方メートルにのぼる。

釜山都市公社は2010年5月に工事を始め、総5522億ウォンを投入した。ここには釜山に居を決めた韓国去来処(50~62階)だけでなく、ソウルから移転する △大韓住宅保証(15~19階)、△住宅金融公社(23~27階)、△韓国南部発電(30~35階)、△韓国預託決済院(36~39階)、△韓国資産管理公社(40~47階)など、6つの公共機関の本社が入居する。また、信用保証基金と農協中央会釜山本部もここに入居する。

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産業銀行・輸出入銀行と貿易保険公社の船舶金融機能を移管して来月に発足する海洋金融総合センターも、この建物の20~22階に居を構える。伝統的な船舶・海運の金融支援にとどまらず、港湾や物流など、海洋金融を総合支援する予定だ。

加えて海運保証機構が年内に設立されて船舶金融会社も移転すれば、釜山は海洋・船舶金融の中心地としての地位を強化するものと期待される。

この日に訪れたBIFCは、最尖端の建築技術とデザインを披露した。超高層ビルだけに事故や災害に備えた各種システムが目を引く。このビルは秒速70メートルの強風と規模7の地震に耐えられるように、耐震設計された。地上29階と49階にはそれぞれ避難安全区域を設置し、火災などの非常事態の時に迅速に避難できるようにした。

総28台のエレベーターは低・中・高層部に分離して運用される。高層部エレベーターを利用して1階から63階まで止まらずに上がると1分もかからない。国内で最も速い、毎分540メートルを上回る機種が設置された。

BIFCから西側300~400メートルの距離に建てられた地上23階(122メートル)のエコビルは、来る10月に入居する釜山銀行の新築本店だ。この10月、BS金融持株(BS Financial Group)は慶南銀行を子会社として編入する。総資産90兆ウォンに迫る中型金融グループとして生まれ変わり、釜山を国際金融都市へと導く主役となる。

BIFCと釜山銀行本店の入居が終わる今年の年末になると、ムニョン金融団地は4万人あまりの金融人材が常駐する金融ハブとして定着する。

韓国金融研究院は、2019年までに釜山国際金融センターで創出される付加価値は12兆7000億ウォン、雇用は13万8000人に達すると予想した。
  • 毎日経済_釜山=パク・トンミン記者/カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-22 15:50:36




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