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数字経済 > 企業 > KT・SKブロードバンド、UHD-IPTVサービス開始
< 2014=有料放送HUDサービス >
9月、セットトップボックス型の超高画質(UHD)インターネットテレビ(IPTV)サービスが始まる。これによってメーカーに関係なく、既存のUHDテレビにセットトップボックスを接続して、フルHDよりも4倍鮮明な画質でIPTVを見ることができるようになった。
SKブロードバンドは来月1日、UHD画質をセットトップボックスを通じて実現するIPTV「B tv UHD」を商用化すると25日、明らかにした。
これまでUHDでIPTVやケーブルテレビなどの有料放送を見るには、各サービスのセットトップボックスが内蔵されたUHDテレビを購入する必要があった。この場合、テレビに内蔵されていない他の有料放送は見ることができないという制約があった。メーカーと協力している事業者のサービス以外に選択できなかったわけだ。
しかし、今回テレビと分離されたUHDセットトップボックスが出てきて、一般のUHDテレビにセットトップボックスを接続し、好みの有料放送を見ることができる道が開かれた。
SKブロードバンドは、「B tv UHDセットトップボックスを介して映画・アニメ・ドキュメンタリーなど、UHD専用コンテンツをビデオ・オン・デマンド(VOD)で優先提供し、コンテンツプロバイダと協力し、提供コンテンツの本数を持続的に拡大する予定」だと説明する。SKブロードバンドは今回のUHDセットトップボックスに、複数のチャンネルを一つの画面で見ることができる「PIP(Picture In Picture)」機能と音声検索サービスを適用した。
KTも来月1日から、セットトップボックス型IPTVサービス「オーレギガUHD tv」を開始する。KTは、IPTV事業者としては唯一、UHD専用チャンネル(スカイUHD)を持っているというのが特徴だ。年末までに最新映画・音楽・アニメ・ドキュメンタリーなど、総500本あまりのUHDコンテンツを確保する計画だ。「オーレギガUHD tv」セットトップボックスの使用料は、3年契約した場合は月4000ウォンだ。サービスの申し込みは100番、またはオーレドットコム(olleh.com)で行える。
去る4月、ケーブルテレビ業界がセットトップ内蔵UHDサービスを開始するなど、有料放送業界は本格的にUHDサービスを行っているが、サービスはそれほど拡散していない。UHDテレビを買って有料放送に加入しても、見るべきUHDコンテンツが不足しているからだ。
UHDで有料放送に加入しても、すべてのチャンネルをUHD画質で見ることができるわけではない。UHD専用チャンネルやUHD専用コンテンツのみ、鮮やかなUHD画質で楽しむことができる。IPTV業界の関係者は、「まだUHD市場は初期段階」とし、「技術の進化とコンテンツの多様化が同時に進行しなければならない」と語った。