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韓国企業、半導体メモリシェア桁外れ...日本は
韓国企業、半導体メモリシェア桁外れ...日本は
2014年第1四半期 NAND型フラッシュメモリ市場シェア
< 第1四半期 NAND型フラッシュメモリ市場シェア *資料=アイサプライ >
低価格製品を大量に売っていた「薄利多売」型の韓国メモリ半導体が、販売量は少ないが利益の大きい「高付加価値」に変貌した。
業界によれば25日、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の需要増加で今年の市場が急成長しているNAND型フラッシュメモリの場合、サムスン電子は昨年末から製品構成を高付加価値型に転換し、SKハイニックスは半導体メモリのソフトウェア企業の買収・合併(M&A)を通じて技術力の強化を図っている。
IT分野の市場調査機関であるアイサプライによると、第1四半期の世界のNAND型フラッシュメモリ市場は、サムスン電子の市場占有率が容量ベースでは31.6%、売上高ベースでは37.4%を記録した。売上げを基準とした市場占有率が容量ベースよりも高いということは、同じ容量のメモリー半導体を販売しながらも、より高い対価を受け取ったことを意味する。サムスン電子の関係者は、「コスト競争力で競合他社をリードしていることを意味する」と説明した。
これに比べてNAND型フラッシュメモリ世界2位の日本の東芝は、容量基準のシェアは第1四半期に35.8%だったが、売上高ベースでは31.9%と低かった。東芝はサムスン電子よりも多くの製品を販売したが、稼いだ金額は少なかったというわけだ。
他の半導体企業は、1つのセルに3値の情報を保存できるTLCを、安全性が落ちるので企業より家庭用として主に供給しているのに対し、サムスン電子は情報処理競争力を土台に企業サーバ向けに供給している。このためコスト競争力でリードしている。また、1つのセルに2値の情報を保存するMLCは、他の会社の製品よりもサイズと重量・電力効率性の面でリードしており、より高い価格で販売されている。
SKハイニックスは今年から、NAND型フラッシュメモリの競争力強化に拍車をかけている。昨年6月、イタリアのNAND型フラッシュ開発会社「アイデアフラッシュ」を買収し、SKハイニックスヨーロッパ技術センターに転換し、高付加価値のNAND型フラッシュメモリの開発に注力している。続いて清州工場のNAND型フラッシュの製造競争力を強化して、昨年11月に16ナノメートルプロセスを適用したMLC NANDフラッシュを本格的に量産開始した。
最近では米「バイオリンメモリ」のPCIeカード事業部門とベラルーシ所在の「ソフテック」のファームウェア事業部を買収し、NAND型フラッシュメモリコントローラの競争力をさらに強化した。SKハイニックスの関係者は、「昨年からNAND型フラッシュメモリで技術力の優れた企業を買収することによって競争力を強化している」とし、「今年からNAND型フラッシュメモリ市場でもSKハイニックスが成長を図ることができるだろう」と語った。
半導体市場調査会社ガートナー(Gartner)は、世界のNAND型フラッシュメモリ市場は今年の145億ドルに続き、来年には176億ドルに成長し、2016年は198億ドルから2017年には235億ドルに拡大すると予想している。
毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
入力 2014-08-25 17:12:05
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