トップ > 数字経済 > 企業 > 大宇建設、5兆LNGプラント獲得…ナイジェリア

大宇建設、5兆LNGプラント獲得…ナイジェリア


大宇建設(Daewoo E&C)は5兆ウォン規模のナイジェリアのLNG(液化天然ガス)設備工事を獲得した。今回の受注で大宇建設は国内建設会社の中で最初に、グローバルなLNGプラント市場でプロジェクトリーダー格の元請社資格を得ることになった。

12日の証券業界によると、大宇建設などが含まれるSCD JVコンソーシアムは11日(韓国時間)、ナイジェリアのラゴスで発注もとのナイジェリアLNG社(Nigeria LNG Limited)とナイジェリアガス公社「プラント設備7号トレイン(NLNGトレイン7)」に対する投資意向書(LOI)を締結した。 LOIは最終契約を控え、主要合意内容を文書化したものだ。

全体の事業費は約43億ドル(5兆ウォン)で、大宇建設が占める分は10億ドル(1兆2000億ウォン)水準だ。大宇建設は今回の事業では設計・調達・施工(EPC)に加えて、基本設計(FEED)まで担当する元請事業者としてコンソーシアムを構成した。 SCD JVコンソーシアムは大宇建設を中心にして、他のLNG事業で協力した経験がある伊サイペム(Saipem S.p.A.)社と日本の千代田化工建設株式会社が属している。証券関係者は「大宇建設がこれまで主要なLNGプロジェクトで培った下請け経験を通じて、今回初めて元請社資格で参加した」とし、「韓国の建設会社の中でも初めて」だと明らかにした。

ナイジェリアのデルタ州にあるNLNGトレイン7設備は、天然ガスの液化及び精製施設だ。天然ガスを供給し、水と硫化水素などの他の成分を除去する施設で、年間800万トンのLNG生産が可能だ。大宇建設は既存のNLNGトレイン1〜6号のうち5つを下請けの資格で施工し、地域特有の環境に合った技術力を確保したという評価を得てきた。今回の受注直前まで大宇建設は96基の世界のL​​NG液化プラントうち10基を施工してきたし、今回は元請社の資格まで取得して中長期の成長動力を確保したという評価だ。

大宇建設は今年に入って、国内建設会社の海外受注市場の不振にもかかわらず着実に実績を積み重ねてきた。先月29日、イラク港湾局(GCPI)が発注したアル・フォー(Al Faw)港湾進入道路造成工事を7035万ドル(850億ウォン)に受注した。アルフォー新港湾はイラク政府が世界12大港湾の開発を目標に推進されている大規模な開発事業で、後続の受注も期待される。

大宇建設はキム社長が昨年6月に就任して以来、中東およびアフリカなど海外受注に注力している。アフリカのモザンビークでもLNGプラント分野の新規プロジェクトが受注を控えている。今年の下半期には施工選定結果が出るモザンビークの、2ヶ所のプロジェクト事業規模は14億ドルだ。大宇建設の今年上半期の新規受注規模は6兆3814億ウォンだ。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-12 20:49:27




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア