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数字経済 > 経済 > 日本からのフッ化水素…先月は「ゼロ」
8月からの対韓輸出規制が、本格的な数字として確認されているようだ。半導体プロセスに使われる超高純度フッ化水素(HF・エッチングガス)の、日本からの輸入量が8月は「ゼロ」となった。各企業の代替先の確保の努力も確認された。台湾からのフッ化水素の輸入量が、2カ月ぶりに6倍以上に増えた。
16日の関税庁の輸出入統計によると、8月の日本からのフッ化水素輸入量は0だ。
毎月平均3000トン程度を日本から輸入していたエッチングガスは、7月には529トンで6分の1まで減ったが、8月にはそもそも輸入されなかった。日本の対韓輸出規制に対応して、代替先の確保に乗り出した韓国企業の努力も数字で確認された。台湾から輸入した高純度フッ化水素が6月の234トンから7月には594トンに、8月には1320トンと、2カ月ぶりに6倍に増加した。