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数字経済 > 企業 > サムスン電子「来年上半期にDRAMの在庫正常化」
サムスン電子は来年の上半期にはDRAMの在庫が正常化し、昨年第4四半期に不況に入ったメモリ(D-RAM・NAND型)市場が生き返るという見通しを出した。
同社は第3四半期の半導体の実績が不振にもかかわらず、スマートフォンの販売が好調に推移し、前四半期よりも営業利益を17.9%増やしたが、来年の第2四半期ごろからは最も大きい収益原であるメモリの回復も期待できるというシグナルを出したものと分析される。
サムスン電子は31日、今年の第3四半期に売上げ62兆ウォンと営業利益7兆7800億ウォンを上げたと発表した。売上げは前四半期よりも10.5%増えたが、歴代2番目に多かった前年同期比では5.3%減少した。同社の四半期売上げが60兆ウォンを再度こえたのは4四半期ぶりだ。営業利益は第2四半期(6兆6000億ウォン)に比べて17.9%増え、過去最大だった昨年第3四半期(17兆5700億ウォン)に比べると55.7%減少した。
同社の営業利益は、グローバル情報通信技術(ICT)企業の投資の遅れと米・中貿易紛争、中国の景気減速などによって昨年第4四半期に始まったメモリ不況で弱気を重ねてきた。
サムスン電子の第3四半期の業績は、スマートフォン販売好調が主導した。「ギャラクシーノート10」と「ギャラクシーAシリーズ」がよく売れ、第3四半期(IMスマートフォン・通信機器)部門の営業利益は前四半期比で87.2%、前年同期比では31.5%増の2兆9200億ウォンを記録した。