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数字経済 > 企業 > 南陽乳業、フレンチカフェ生産中断...ヌーボーと統合して
南陽乳業が自社の代表コーヒーミックス製品であるフレンチカフェ(FRENCH cafe)を市場から撤退することに内部方針を定めたと伝えられた。今年に入り、市場シェアがますます落ちるうえ、「ヌーボー(Nouveau)」と消費層が重なり、製品を単一化するためだ。
26日、関連業界によると、南陽乳業は早ければ今年の年末を前後してフレンチカフェのコーヒーミックスの製造を中止することにした。フレンチカフェは南陽乳業が2010年末、コーヒーミックス市場に進出し最初に発売した製品で、カゼインナトリウムを抜いた健康コーヒーという点を強調している。かつて市場シェアが20%に迫り販売が増えたが、先月、全国シェアは10.7%で今年に入って最低水準に低下した。
コーヒー業界のある関係者は、「南陽乳業が多様な割引イベントを通じてフレンチカフェ販売を伸ばしてきたが、収益率は低くなった」とし、「収益性の改善の次元から撤退するようだ」と分析した。
現在、南陽乳業のコーヒーミックス販売はフレンチカフェとヌーボーがそれぞれ6体4程度で、フレンチカフェが多い。これにより、年末までフレンチカフェの生産は段階的に減らし、ヌーボーの生産量を増やすことが予想される。先立って「ヌーボー」は先月、製品価格をフレンチカフェと似たような水準で小幅に引き下げ、消費者の負担を下げたことがある。
南陽乳業の関係者は、「リン酸などの人口添加物を最大限減らした『ヌーボー』でコーヒーミックス製品を単一化してマーケティングを集中する計画」と明らかにした。
コーヒー業界は、大型マートで販売台の空間を確保するために、ひとつの会社が複数の製品を生産するのが一般的だ。販売台に単一製品を陳列するよりも、複数の製品を展示することがブランドの露出効果を高めることができるためだ。したがって、フレンチカフェを回収することは南陽がコーヒーミックスブランドに対する認知度がある程度高まったと判断したことによるものと思われる。
南陽乳業の関係者は、「販売台の空間確保競争をするよりも、品質競争により一層集中する」としながら、「ヌーボーは、現在人口添加物を80%ほど減らしたが、100%減らした製品開発も進行中」と説明した。