トップ > 数字経済 > 企業 > 現代自動車、6年間で61兆…果敢な投資
現代自動車は来年から2025年までの6年間に計61兆1000億ウォンを投資して、電気自動車（EV）・水素燃料電池車（FCEV）で世界3位のブランドに跳躍するなど、スマートモビリティプロバイダに成長するという青写真を公開した。
李元熙（イ・ウォンヒ）現代自動車社長（写真）は4日、ソウル市汝矣島のコンラッドホテルで投資家を相手に「最高経営責任者（CEO）インベスターデイ」を開き、「現代自動車2025戦略」を紹介した。そして戦略を実行するために来年から2025年までに、総61兆1000億ウォンを新車と未来のビジネスに投資すると発表した。新車のラインナップに26兆5000億ウォンと工場・販売網に14兆6000億ウォンを投入し、未来車事業に20兆ウォンを注ぐ。
年平均で約10兆1800億ウォンを投資するわけだが、昨年の投資額（6兆1000億ウォン）や今年（7兆8000億ウォン）と比較すると、2兆～3兆ウォン多い。イ・ウォンヒ社長は「インテリジェントモビリティ製品とサービスの結合を通じて、総合モビリティソリューションを提供するスマートモビリティソリューション企業を2025年の戦略的志向点に設定し、これに合わせて事業構造を転換する計画だ」と強調した。
現代自動車は先立って2月に行われたCEOインベスター・デイで、未来車の技術に今年から2023年まで14兆7000億ウォンを投資すると発表した。今回の2回めのイベントで約束した2020～2025年の20兆ウォンは、それよりも増えた金額で、そのぶん将来の事業に力を入れるという意志として読まれる。
具体的な投資内容を見ると、EVカーを中心とした電動化技術に9兆7000億ウォン、自律走行に1兆5000億ウォン、飛行自動車（UAM）とモビリティプラットフォームにそれぞれ1兆8000億ウォンなどだ。戦略株式投資は来年の1兆7000億ウォンを含め、6年間で12兆ウォンを計画した。
また、現代自動車は2025年までに営業利益率を8％に高めると宣言した。昨年、現代自動車は年間売上高約96兆8000億ウォンと営業利益2兆4400億ウォンを収めて、利益率2.5％を記録した。今年は3％台の半ばから後半が予想される。現代自動車は来年に営業利益率5％を達成し、2022年には7％に上げるという目標だ。現代自動車は収益性向上のためにプラットフォームの共用化と電動化、事業費効率の改善、海外圏域別に原価の最適化を進めるコスト削減推進委員会を構成し、2018～2022年の5年間で34兆5000億ウォンを削減すると説明した。
コ・テボン ハイ投資証券リサーチセンター長（理事）は、「今までの現代自動車が間けつ的にどこどこに投資するとパズルのピースのように投げたとするならば、今回は総合的に青写真を描いたようだ」と評価した。
現代自動車2025の戦略は、このような財務構造を踏まえて立っている。具体的な内容を見ると、△インテリジェント・モビリティ製品、△インテリジェント・モビリティサービスの2大軸があり、3つの戦略的な方向として、△内燃機関の高収益化、△電動車のリーダーシップ、△プラットフォーム事業の基盤構築を設定した。また世界の自動車市場のシェアは、昨年の4％から2025年には5％に拡大するという戦略だ。
インテリジェント・モビリティ製品と関連して、現代自動車は2025年にEVカー56万台とFCEVカー 11万台（起亜自動車を除く）を販売し、世界3大電動車ブランドに跳躍するという目標だ。主要市場である韓国と北米・中国・ヨーロッパは2030年から、インドやブラジルなどの新興市場は2035年から電動車の新車を積極的に拡大する。高級ブランドのジェネシスは2021年に派生あるいは専用のエコカーモデルを出荷し、2024年からは電動車のラインナップを本格的に増やし、高性能ブランドに育てている「N」ラインナップも電動車とスポーツ多目的車（SUV）まで拡大する。
現代自動車はインテリジェント・モビリティサービス戦略での統合を選択した。インテリジェント・モビリティ製品とサービスを有機的に管理することができる「統合モビリティプラットフォーム」が最終的な目的地だ。この統合プラットフォームは自動車を超えて、ショッピングと配送やストリーミングのような「多重モビリティ」にまで拡張すると同社は説明した。
現代自動車、6年間で61兆…果敢な投資
「スマートモビリティ」を加速
現代自動車の「2025戦略」
現代自動車は来年から2025年までの6年間に計61兆1000億ウォンを投資して、電気自動車（EV）・水素燃料電池車（FCEV）で世界3位のブランドに跳躍するなど、スマートモビリティプロバイダに成長するという青写真を公開した。
李元熙（イ・ウォンヒ）現代自動車社長（写真）は4日、ソウル市汝矣島のコンラッドホテルで投資家を相手に「最高経営責任者（CEO）インベスターデイ」を開き、「現代自動車2025戦略」を紹介した。そして戦略を実行するために来年から2025年までに、総61兆1000億ウォンを新車と未来のビジネスに投資すると発表した。新車のラインナップに26兆5000億ウォンと工場・販売網に14兆6000億ウォンを投入し、未来車事業に20兆ウォンを注ぐ。
年平均で約10兆1800億ウォンを投資するわけだが、昨年の投資額（6兆1000億ウォン）や今年（7兆8000億ウォン）と比較すると、2兆～3兆ウォン多い。イ・ウォンヒ社長は「インテリジェントモビリティ製品とサービスの結合を通じて、総合モビリティソリューションを提供するスマートモビリティソリューション企業を2025年の戦略的志向点に設定し、これに合わせて事業構造を転換する計画だ」と強調した。
現代自動車は先立って2月に行われたCEOインベスター・デイで、未来車の技術に今年から2023年まで14兆7000億ウォンを投資すると発表した。今回の2回めのイベントで約束した2020～2025年の20兆ウォンは、それよりも増えた金額で、そのぶん将来の事業に力を入れるという意志として読まれる。
具体的な投資内容を見ると、EVカーを中心とした電動化技術に9兆7000億ウォン、自律走行に1兆5000億ウォン、飛行自動車（UAM）とモビリティプラットフォームにそれぞれ1兆8000億ウォンなどだ。戦略株式投資は来年の1兆7000億ウォンを含め、6年間で12兆ウォンを計画した。
また、現代自動車は2025年までに営業利益率を8％に高めると宣言した。昨年、現代自動車は年間売上高約96兆8000億ウォンと営業利益2兆4400億ウォンを収めて、利益率2.5％を記録した。今年は3％台の半ばから後半が予想される。現代自動車は来年に営業利益率5％を達成し、2022年には7％に上げるという目標だ。現代自動車は収益性向上のためにプラットフォームの共用化と電動化、事業費効率の改善、海外圏域別に原価の最適化を進めるコスト削減推進委員会を構成し、2018～2022年の5年間で34兆5000億ウォンを削減すると説明した。
コ・テボン ハイ投資証券リサーチセンター長（理事）は、「今までの現代自動車が間けつ的にどこどこに投資するとパズルのピースのように投げたとするならば、今回は総合的に青写真を描いたようだ」と評価した。
現代自動車2025の戦略は、このような財務構造を踏まえて立っている。具体的な内容を見ると、△インテリジェント・モビリティ製品、△インテリジェント・モビリティサービスの2大軸があり、3つの戦略的な方向として、△内燃機関の高収益化、△電動車のリーダーシップ、△プラットフォーム事業の基盤構築を設定した。また世界の自動車市場のシェアは、昨年の4％から2025年には5％に拡大するという戦略だ。
インテリジェント・モビリティ製品と関連して、現代自動車は2025年にEVカー56万台とFCEVカー 11万台（起亜自動車を除く）を販売し、世界3大電動車ブランドに跳躍するという目標だ。主要市場である韓国と北米・中国・ヨーロッパは2030年から、インドやブラジルなどの新興市場は2035年から電動車の新車を積極的に拡大する。高級ブランドのジェネシスは2021年に派生あるいは専用のエコカーモデルを出荷し、2024年からは電動車のラインナップを本格的に増やし、高性能ブランドに育てている「N」ラインナップも電動車とスポーツ多目的車（SUV）まで拡大する。
現代自動車はインテリジェント・モビリティサービス戦略での統合を選択した。インテリジェント・モビリティ製品とサービスを有機的に管理することができる「統合モビリティプラットフォーム」が最終的な目的地だ。この統合プラットフォームは自動車を超えて、ショッピングと配送やストリーミングのような「多重モビリティ」にまで拡張すると同社は説明した。
- 毎日経済＿イ・ジョンヒョク記者／パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2019-12-04 17:56:51
