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韓国造船海洋、スマート船とスマート造船所で世界1位を


  • 韓国造船海洋、スマート船とスマート造船所で世界1位を

「造船業も第4次産業革命から逃れることはできない。5Gをベースにしたスマート造船所の構築は、造船業が長い不況から抜け出して再跳躍するために大きな役割を果たすだろう」。

権五甲(クォン・オガプ)現代重工業グループ会長は去る16日、KTと共同で「5G基盤スマート造船所」を構築する現況を確認する場で、スマート造船所などの新技術を通じた製造業の革新に強い意志を示した。去る11月19日にグループの会長に昇進した後の初の公式行事だったこの席で、クォン会長はコスト削減と生産性向上のために推進している、いくつかのデジタル変換ソリューションを直接体験した。

同氏は「現代重工業グループは国内製造業の革新をリードしていくつもり」だと、技術力を通じた造船業の変化を注文した。クォン会長は去る6月、韓国造船海洋の発足と関連して従業員に向けて送った談話で、技術で造船業のパラダイムを変えると語った。韓国造船海洋は現代重工業グループの造船部門の中間持株会社として技術センターの役割を遂行し、研究開発とエンジニアリングの専門性を強化することに注力している。クォン会長は談話で、「造船業はこれまで代表的な労働集約的産業だったが、韓国造船海洋は造船業をもはや労働集約産業ではなく、技術中心の産業に転換する」とし、「環境にやさしい船舶やスマートシップなど、誰よりもすばやく関連技術を開発して新概念の船舶を先取りし、市場をリードする会社にならなければならない」と強調した。

現代重工業グループは2022年に完成することを目的として、京畿道盆唐(プンダン)にグローバルR&Dセンターの設立を進めている。グループの技術経営のコントロールタワーになるグローバルR&Dセンターでは最大で5000人規模の、現代重工業グループの未来となるR&D人材が勤務する予定だ。

これと関連し、現代重工業グループは強化された国際海事機関(IMO)の環境規制が2020年1月に発効されることから、エコ船舶に対する技術を積極的に確保している。次世代のエコ船舶技術として評価される液化天然ガス(LNG)の分野で、差別化された技術力を土台に市場を先取りするというものだ。

現代重工業グループは去る9月、独自に開発したLNG貨物の「ハイメックス(Hi-MEX)」に対し、英ロイド船級(LR)から「設計承認」を受けた。

このほか現代重工業グループは第4次産業革命の時代に合わせ、スマートシップとスマートファクトリーなどの関連技術の開発にも積極的に投資している。 KTとともにスマート造船所の構築をはじめ、船舶のリモートコントロール、ドローンを活用した緊急医薬品輸送技術なども開発する。

大宇造船海洋の買収という大きな課題も、2020年にクォン会長が必ず越えなければならない山の一つにあげられる。クォン会長は去る3月、KDB産業銀行と大宇造船海洋の買収に対する本契約を締結する席で、「大宇造船海洋の買収は韓国造船産業の成長と発展を主導してきた現代重工業グループの使命感と責任感から出発した」と強い意志を示した。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-30 19:38:27




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