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SKシルトロン、米デュポン社のウェハ事業買収を完了


SKシルトロンが4億5000万ドル(約5400億ウォン)を投資して、米デュポン社のシリコンカーバイド(SiC)ウエハ部門を買収する手続きを完了した。 SKシルトロンはこれまでシリコンウエハを製造し、サムスン電子とSKハイニックスや東芝などに供給する事業体系を維持してきたが、今回の買収によって電力用半導体ウェハにも事業を多角化できることになったという評価だ。

SKシルトロンは2日、昨年9月の理事会を通じて決意した米国デュポン社のSiCウェハ部門の買収が、先月29日に仕上がったと明らかにした。 SKシルトロンはデュポンが保有する研究開発(R&D)と生産能力、既存の主力事業間のシナジー効果を極大化する計画だ。

高成長領域への進出により、新規成長動力を確保できるものと同社は期待している。シリコンウエハはメモリ(D-RAM・NAND型フラッシュメモリ)などの基礎素材として活用されているのに比べ、SiCウェハは電気自動車などの電力供給を制御するパワー半導体を生産するために使われる。高硬度・耐電圧で耐熱特性があり、エネルギー効率が重要な電気自動車や5世代(5G)ネットワークなどに使用されるパワー半導体用ウエハーとして脚光を浴びている。

電気自動車の普及拡大と通信事業者の超高速5Gの普及拡大にしたがって、関連市場も急速に成長すると予想される。最近、米国テスラ社をはじめ、国内外の自動車メーカーが電気自動車の普及を拡大していることでSiCウエハの需要も増えている。

パワー半導体は独インフィニオンテクノロジーズと独ボッシュなどが生産しており、SiCウェハの量産技術は米デュポン社・クリー・ツーシックスなどの少数の企業だけが保有している。 SKシルトロンは今回の買収により、電力用半導体ウェハに事業を多角化することができることになった。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者] | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-02 17:29:11




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